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新疆回族自治区吐魯番市
4月30日は吐魯番(トルファン)観光。吐魯番は烏魯木齊から東に約250km。天山山脈の東端にあり、シルクロードが「天山南路」と「天山北路」に分岐する古くから交通の要衝。天山山脈は標高5,000m級の山々が連なる。
朝6時前には目が覚めてしまったので一人でホテル付近を散策。 8:00頃ホテルに戻って我友が呼びに来るのを待っていた。

吐魯番へ

吐魯番の地図

開源酒店

開源酒店

紅山公園

紅山公園

開源酒店の朝食

開源酒店の朝食

我友が8:20ごろに扉をとんとんと叩いて部屋に迎えに来る。これから食事。ホテルのモーニングは8:30から。 烏魯木齊のモーニングは旅行のパッケージに含まれる。量も多く味も良くて十分楽しめる。9:00に旅行社のバスが迎えに来るのでちょっと急ぎ気味に食事を終える。
食事を終え各自部屋に戻り身支度してホテルのフロントでツアーバスを待つ。ツアーバスは一方通行などなんのその。どうどうと逆から入ってきた。バスに乗り込むとようやく今日のツアーのメンバーに会う。
このツアーは面白く、行く先々でツアーメンバーが変わる。つまり全体の企画は「中国青年旅行社」が行っているのだが、ローカルのツアーはそのローカルのツアー社に再委託しているようだ。ローカルツアー社は複数の元受旅行社からローカルツアーを請け負ってまとめて行っている。
観光バス

観光バス

バスは以外と小さかった。それはいろんなホテルや「招待所」を回りお客を拾っていく。 ツアー社は当日の観光客の数によってバスを決めるようで結局この小さいバスは満員。途中でアメリカ人(テキサス)の観光客が中国の女性を伴って乗車。 バスのガイド(若い女性)が「本日はアメリカ、日本からの観光客も参加しています」と車内放送をし歓声があがる。 ほかの乗客は殆ど地元烏魯木齊の方々。
中国では観光バスは必ず乗客が揃った後にこのようなガソリンスタンドに立ち寄り給油する(日本なら事前に給油してから客を迎えに来るが。。。)。
風力発電所

風力発電所

烏魯木齊市街を抜けるとまもなく砂漠に風力発電の風車が延々と立ち並ぶ。 新疆にはこのような無数の風車からなる風力発電所があちこちにあるようで、この先吐魯番の小草湖付近にも大量の風車があった。 ガイドが気を利かせて高速公路(高速道路)のパーキングエリアで停車し皆、外に出て撮影。

烏魯木齊市内は緑が多いが、郊外に出るとこのような砂漠が延々と続く。

イェン湖

さらに西進すると右手に2つの塩湖が順に見えてくる。最初はズウォバオ湖で次は湖。南から天山山脈が徐々に迫ってくる。さらに北からはボゴダ山脈が迫ってきてジュンガル盆地の出口の峡谷となる。
達坂古鎮

達坂古鎮

まさにジュンガル盆地の出口に達坂古鎮があり、観光バスが立ち寄る。 これはオプショナルツアーでこの後の西域鉱石館と併せて120元/人徴収されてしまった。
天山山脈

達坂古鎮から天山山脈

達坂古墳から天山山脈を望む。ごつごつした険しい岩山が延々と続いている。
ここから吐魯番まで200kmもあり乗客はみな睡眠時間に突入。しかしこの間、深い渓谷を下っていく。
西域鉱石館

西域鉱石館

ようやく吐魯番市内に入り、最初の観光地の「西域鉱石館」へ。ここでは絨毯と有名(?)な和田玉の展示を鑑賞。 それらの展示即売も行われている。ここで我友は自分と私の帽子を購入。旅行に行くたびに毎回帽子を買っているような気がする。
そもそも、我友に旅行前に聞いたところ吐魯番は摂氏10度前後とのことで、セーターの準備までしていたのだが、実際は30度以上で日差しが強い。我友は(日本で買ったという)羊の毛皮のコートまで用意していたが、結局日の目に出ることは無かった。
カレーズ博物館

(カレーズ)

まもなく吐魯番市内の最初の観光地(カレーズ)に着く。
カレーズは灼熱の旱魃地区において人類が水源を探し求め、水流を保護した一種の大事業である。 吐魯番地区では地表は摂氏80度にも達し年の降水量は18mm以下。蒸発量は3000mmにものぼる。用水が蒸発するのを解決するために先人達はカレーズを発明し創造した。 カレーズは堅井戸、地下水路、地上水路よりなり、現在は吐魯番地区に1000余りの水路がある。 出水量は3億立方メートルで吐魯番地区の供水量の30%を占める。吐魯番のカレーズは万里の長城、大運河とともに中国古代の古代の3大工事であり、吐魯番盆地に広がり縦横に交錯したカレーズはまるで地下の長城であり、運河がまるで脈々と天山の雪水を運び、吐魯番に緑をもたらしている。 カレーズは火州吐魯番の果実園、農村を潤わせ、勤労で善良な吐魯番の人々を育んできた。
現地の看板の日訳
の見学が終わったあとバスで、博物館に連れて行かれる。バスを乗ったり降りたり忙しいツアーだ(日本人好み?)
交河故城

交河故城1

またバスに乗り、まもなく交河故城に到着。入口の「交河故城文物陳列館」を見学した後炎天下の交河故城へ登っていく。
交河故城

交河故城2

とにかく暑い。日傘か帽子が無いと熱射病で倒れそうである。ともあれこの巨大な岩上の故城へと登っていく。
交河故城

交河故城3

入口の坂を登るとこのような巨大な故城が現れる。この遺跡の発掘、再生にあたっては相当日本の協力があったそうだ。
交河故城

交河故城4

途中古代の建物の中に入ることができる。

交河故城

交河故城5

はるかに天山山脈を望む。
この後食事かと思いきや、続いて「維吾尓古村」にバスで向う。なんと盛りだくさんなツアーである。
維吾尓古村

維吾尓古村

維吾尓古村は主に展示場で、館内に入ると外の暑さとうらはらにとても涼しい。吐魯番の古代の方々の生活が展示されている。
糧貿餐庁

糧貿餐庁

ようやく、吐魯番の市街に入り待望の昼食。ここで軽食を賞味。もう14時前である。
蘇公塔

蘇公塔

食後イスラム様式の寺院である蘇公塔へ向う。どの観光地も結構暑いのでだいぶお疲れモードである。
蘇公塔

蘇公塔の内部

塔の内部はこのようにイスラム風に絨毯が敷き詰められている。ここで定時に礼拝が行われる。

フォイェン山

西遊記の中にも出てくるという火山である。
赤い山肌を何度も大きなナイフで刻んだような感じで、吐魯番の暑さの象徴にも思える。 ここは今回のツアーの中で烏魯木齊から最も遠く300kmもある。そして時刻はもう19:36である。 一体何時に烏魯木齊に戻るのだろうかと思いながら見学。さあこれが最後の観光地と思いきや。。。
吐魯番の民家

吐魯番の民家

バスで市街に戻り吐魯番の民家で干葡萄の試食。そのあと地元女性の舞踊の披露もあり、続いて展示即売会。 アメリカ人が4種の干葡萄合計4kgも購入するものだから、日本人と同行している我友も奮発して4種類合計2kgも購入(我友が4斤も買うと言ったので4kgかと思ったら中国の1斤は500g。一安心。)。
葡萄溝

葡萄溝

我友の大連の友達らへのお土産の干葡萄を大量に購入したため、これは旅行の最後まで肩に重くのしかかった(なんで我友の荷物はこんなに重いの?)。 さらにバスでの水で青々と育っている(?)葡萄溝へ向い、ブドウ園を見学。もう20:00だが。。。この見学が終わったら250km先の吐魯番に戻るのかと思ったら。。。
天山雪蓮館

天山雪蓮館

最後はお買い物。この買い物が済んでようやく烏魯木齊への帰途に着く。もう21時だ。
天山雪蓮館

吐魯番盆地

行きには休憩が何度かあったのに、帰りは250kmをこのトイレの無いバスで一気に突き進む。 バスの車窓から吐魯番盆地の砂漠を撮影。客は我友も含めてグーグーと睡眠。
天山山脈

天山山脈

夕暮れの天山山脈。とても勇壮で美しい。
イェン湖

ここまで来れば烏魯木齊はもう近い。なお、帰りは五一星光夜市の近くでバスから下ろしてもらった。 今日のツアーで会ったメンバーとは今後のツアーで二度と会うことはなかった。
五一星光夜市

五一星光夜市

さて、また楽しい烏魯木齊の五一星光夜市へ。昨日来たときに鳥の骨付きモモ肉(私の大好物)があったので是非ともそれを食べたいと再来。我友はどうもあまり露店が好きではないのだが、とにかく露店に入った。鳥の骨付きモモ肉を煮込んだ鍋は最高に美味しい。
五一星光夜市

五一星光夜市

さらに、日本とまったく同じ味の枝豆も賞味。羊肉の串焼きも注文し最高。
夜市を楽しんだ後白酒とビールを買い込み、タクシーを探すが、帰りの客で混雑してとてもタクシーを拾える状況ではなかったのでバスで紅西路へ戻る。もう夜中の一時だ。今日のツアーは盛りだくさんであった。くたくた。。。
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