三本滝 と野麦峠
乗鞍の長野県側にも、すばらしい滝がある。長野県側から乗鞍岳に向うと、「三本滝」駐車場まではマイカーでいける。ここから徒歩20分(看板では30分と書いてある。)。よく整備されている(当日はぬかるんでいた)ハイキングコース。つり橋をわたり少し行くと目の前に二つの滝が現れる。三つ目はどこだ、、と探すと、左側のちょっと離れた斜面に美しい滝がみつかる。なんとかこの三つの滝を一枚に納めたいといろんなアングルから写真をとるが、どうしても2つしか映らない。
それぞれの滝に特に名前はないようだ。では各滝一枚ずつの写真と、3つの滝を何とか納めようと努力した写真を掲載します。
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三本滝の位置関係
乗鞍スカイラインは一般車通行止だが、三本滝駐車場まではマイカーでいける。
上記の図のように小大野川の3本の支流が合流するところに、それぞれに滝がある。めずらしい地形。その一本一本も個性がありすばらしい滝だが、同時に3つの滝を眺められる迫力はすばらしい。またつり橋の下にも滝があるが、これは無名の滝のようだ。
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@左の滝
左側の山肌にあり最初は気がつかない。これに気がつかず三本滝の三本目の滝は、つり橋の下の滝だろう、と記載されたホームページもある。最も近いBの滝の滝つぼではなく、その上のちょっと盛り上がったところに登るとよく見える。滝は斜面の途中から絶壁になっており、そこから水滴が雨水のように細かく落ちている。美しい滝だ。
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A真ん中の滝
美しい赤土(?)の斜面を滑り落ちる滝。滝壺もとても美しい。
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B右の滝
もっとも近い右側の滝。つり橋を渡ると最初にこの滝が目に入る。花崗岩の斜面を幾段にも流れ落ちる大きな滝である。
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2枚の写真をつないだもの。3つの滝の位置関係を確認してくださいね。
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ああ野麦峠
今日はいい滝を二つも見た!という感動とともに、乗鞍を下り「上高地乗鞍林道」に入る。ようやく乗鞍山頂は晴れ、林道から美しく見える。途中の展望駐車場では、「さっきまで登っていたのに雲で何も見えなかった。今になって晴れるなんて。。」とどこかの叔父さんに声をかけられる。さあ最後の目的地の野麦峠へ。
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野麦峠
地図上では、細い道に見えるが、さほど悪い道ではなくきれいに舗装されている。旧野麦街道はこの車道とは別に山中にあるようだ。
野麦峠頂上の旧街道入口にこのような看板がある。日本の近代化は、彼女らのような弱い労働者の犠牲によって急速に達成されたのであろう。われわれは心から感謝しないといけない。。。。。なんちゃって。
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旧野麦街道
左の看板にあるように、これが旧道とのこと。この写真にも写っているが、「野麦」とは熊笹のことらしい。
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野麦峠のお助け小屋
これは麓の野麦集落にあった『お助け小屋』を峠に移転したものらしい。いろりを囲んで宿泊もできるとのこと。
ここで「野麦蕎麦」を賞味した。長野県側の麓の奈川村は、蕎麦が有名なところ。素朴な山菜蕎麦はとても美味しかった。
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野麦峠から見た乗鞍岳
最後に特筆しないといけないことは、野麦峠は乗鞍岳がとても美しく見えるところ、ということ。高さからいうと前述の安房峠より100m程低い1672mだが、景色はこちらの方がすばらしい。
2004年10月11日 |