御岳の 根尾の滝
名古屋から国道41号線をひたすら北上する。小坂町天ケ野の信号の先の陸橋の左側道に入りその先を県道「落合飛騨小坂停車場線」へと右折する。しばらくすると道の駅「南飛騨小坂」があるので、ここで一休みしよう。根尾の滝へはどう行くのか聞くと、地図をくれて「先の信号を右折しすぐ左折」って教えてくれる。危険なところはありますか?と聞いてみたら「一応山ですからね。水と雨具と食料は。。。」と言われたのでペットボトルとパンを買う。「雨具は?」とさらに聞くと、あそこ。。と言われ、なんと子供用の傘(150円)を買わされた。なんだ、こんな傘でいいんだ、と思って購入。じつはこの傘が役にたつことになる。
確かにこの道の駅で行き方を聞いておいて良かった。県道にはなにも看板もないし、滝付近にならないと看板がでてこない。この道の駅から東へ行ったところの最初の信号を右折、橋を渡って左折すると「がんだて」の看板にそって進む。中部電力の施設をこえたところから「ぞっとする」林道。こんな道とおれるの、、、とひやひやしながら進む未舗装道。この3.3kmは非常に気を使いながら運転するので、とても長く感じる。
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登山道入口
ようやく駐車場についた。この日の天気予報は「曇りときどき雨」だったからか、車は一台もとまっていない。さあ気をとりなおして出発!駐車場のちょっと先の林道のこの看板のところから登山道へ。「旧御岳登山道2合目」の看板もある。ここは御岳山麓なんだ。 インターネット等で情報を得ていたが、ひたすら下り、下り、、、さらに下り。ひゃー帰りがさぞ辛かろう。
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急な下り坂にて
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つり橋
平成5年10月に完成したというつり橋。この橋がない時代は沢を渡っていたのか。足元から清流がきれいに見える。なのに
この川は濁河川というようだ。
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あまどり岩
途中、つり橋くらいしか見るものがなかったが、ここでちょっとした奇岩が対岸に現れる。初夏にはイワツバメが営巣するのでこの名前がついた、という看板がある。ここが中間地点。あと1.2km
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根尾の滝
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なにもない山道をアップダウンしながらもくもくと進む。途中「あと*m」という看板が多々あるので、もうひといき,
と気合を入れなおす。するとまた沢に出て、左を見ると勇壮な「根尾の滝」(落差63m)が現れる。
ネクタイのように上部で二つの流れが合流している。そこからでも十分鑑賞できるのだが、沢の岩岩を超えていくと、近くまで行ける。岩岩の間の砂は非常に細かくふわふわしている。多分火山灰なのだろう。
雨も降ってきた。増水や、谷が崩れたりしたら大変だ、と思い滝を後にする。途中のつり橋までは、さくさくと歩ける。
帰りになって初めて「人間」に遭った。最初は、登山道を整備しながら上ってくる壮年の夫婦。大きな一眼レフを首から下げて、鎌で下草を刈りながら進んでいた。さぞ登山のベテランなんだろう、と思ったら、すれ違いざまにズルって滑っていた。次は上品なご年配婦人の一人旅。彼女も「ここではじめて人に遭ってとても嬉しい」と言っていた。
つり橋を超えると、予想していたとおりの登りの連続。これは辛い。ここで先ほどの子供用の傘が役に立つ。杖の代わりに長さも丁度。何度も休憩しながら駐車場へ。駐車場には、われわれの車以外に軽自動車が2台止まっていた。山中で遭った壮年夫婦と、上品なご年配婦人の車なんだろう。さぞ悪道でお腹をよく擦ったのでは。。。
その後は大雨だったので、鈴蘭高原の別荘地をぐるっと周り、道の駅「ひだ朝日村」で「山菜うどんセット」を賞味し、帰路へ。2004年10月3日
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