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名古屋から日帰りできる滝

名古屋から日帰りでできる滝「滝百選の滝」を紹介します。幼児連れでも大丈夫ですよ!
はYafooの地図です。適宜縮尺を変えて付近の道や位置関係を確認ください。


滝名場所 徒歩の高低
40龍双ケ滝福井県池田町0m
45養老の滝岐阜県養老町150m以下
46阿弥陀ヶ滝岐阜県白鳥町100m程度
51阿寺の七滝愛知県鳳来町50m程度



孝行伝説 養老の滝


名神高速道路大垣インター出口右折、国道258号を南下。あとは「養老の滝」という看板にしたがって行く。 鈴鹿山脈の北端、養老山地の山肌の渓谷にある。駐車場(300円)から滝までは、良く整備された坂道を約1km。手ごろな観光地。途中土産物店が多く並ぶ。親孝行伝説で有名。
落差30m(?)

養老の滝は、「日本の滝百選」並びに環境庁の「名水百選」に選らばている名瀑、名水です。また、水がお酒になった親孝行の「養老孝子伝説」などの故事来歴のある優れた霊水です。
奈良時代、天正天皇は「万病を癒す薬の水」との報告を受けられ、美濃の国多度山の美泉へ御幸されました。 史書「続日本紀」に記述されている天正天皇のお言葉があります。
「自分で手や顔を洗ったら、皮膚はつるつると綺麗になり、痛むところも治った。またこの水を飲み、浴した人は、白髪も黒くなりはげた髪も新しく生え、見えにくくなった目も明るくなった。目出度いことです。この水は、真に老を養う若返りの水です」
天正天皇は、「硫泉は、美泉なり。以って老を養うべし」と詔なさって、西暦717年に年号を「養老」と改められました(後略)。 (現地の看板より)


こちらに養老天地反転地が載っています(石森さんのページ)
撮影は2004年9月4日

養老の滝


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白鳥の滝 阿弥陀ケ滝

北陸東海自動車道の白鳥ICまで名古屋から1時間。白鳥ICから国道156号を北上し道の駅「白鳥」を超え、橋の手前の細い道を左折する。さらにすぐに左折すると往復2車線の広い道。途中の「阿弥陀ケ滝」の看板があったら駐車場へ。駐車場から徒歩10分。水量が多いときは豪快である。夏は「流しそうめん」をやっているのでぜひ賞味してみよう。
写真の中でカップルがいい雰囲気になっていますよ。

岐阜県指定名勝
阿弥陀ヶ滝 (直下約60メートル)
伝説によれば、養老6年(西暦723年) 白山開祖泰澄大師が白山中宮(現在の長滝白山神社)の本殿建立の時一夜女神のお告げにて西北山中の清泉を探し、行ってみると怪しくけわしい岩の断崖から飛瀑の直下するのを発見した。 大師はこの滝を長滝と名づけ、この清泉に斎戒沐浴して白山中宮の建立に奉仕し、そに瑞祥に感じて白山中宮長滝寺と称するようになった。
以来この滝は白山信仰の霊場として修験者、滝参りの人々で賑わったきたが、天文年間(約480年前)長滝阿名院道雅法師がこの滝の洞窟で祈願をしてみると光はまばゆい阿弥陀如来が現れたことから、「阿弥陀ヶ滝」と呼ばれるようになった。 (案内板より)
2004年9月19日

阿弥陀ケ滝


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学術上貴重な 阿寺の七滝



実は愛知県にも「日本滝百選」の滝がある。これは鳳来町の「阿寺の七滝」。名古屋の人に聞いてもまず知らない。豊橋から国道151号線を北上し、「長篠」の交差点を右折し、「阿寺の七滝」の看板に従って進む。駐車場から徒歩10分。歩道の幅も広くなだらかなので、カップルも多い。ただし「老カップル」も多いかも。滝の入り口に「五平餅」の店があるので、力をつけて登ろう!ハイヒールでもOK!幼児もOK!但し川遊びはだめですよ。
2004年9月20日

阿寺の七滝


阿寺の七滝 国指定名勝天然記念物
全長約64mで、上段より各2m、4m、2m、5.5m、7.5m、13m、9.3mと7段の瀑布からなり、上から2番目と5番目の滝壺は大きな甌穴を持ち、礫岩にかかる滝のものとしては学術上貴重なものです。
環境庁 愛知県(現地の看板より)



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福井豪雨と 龍双ケ滝
2004年の福井豪雨は10月になっても生々しい傷跡を多く残している。 福井県道「松が谷宝慶寺大野線」はいまだ開通せず、池田町側入口には「龍双ケ滝通行不可」と看板が立っている。 しかしこの先には大本部落があり、そこまでは道が復旧しているだろう。そこからなら最悪4km位歩けば到達できると予想し向かった。

福井豪雨で大きな被害を出した足羽川の支流の部子川、さらにその支流の稗田川沿いにこの県道を進んでいく。まさに惨状である。道はあちこちで崩壊し、巨大な流木が地面の至る所に点在し、多くの堤防が崩れ、民家は朽ち、橋が落ちたり欄干が切れ曲がっている。恐ろしい量の土石流がこの谷を強襲したと思われる。


部子川にかかる橋

それでも大木部落まで何とかたどり着き、通行止の柵の横をすり抜け進む。滝の手前約1km程のところで、道路管理の役人らしき人に、「これ以上先に進まないように」と止められる。「歩いていけるか」と質問すると、「大木がごろごろし、展望台は崩れている」と言う。再度「歩いていけるか?」と聞くと「滝はある」との答え。仕方なくそこで下車。


稗田川の滝駐車場直前の橋



龍双ケ滝駐車場の惨状

2004年10月7日
龍双ケ滝

途中いろいろあったが、ともあれ県道は歩くことはでき滝まで到達できた。滝はしっかり残っていた。しかしその対岸の展望台は入口が崩壊し登山不可。また駐車場であったところも、あちこちで陥没し、道路標識は傾きひどい惨状であった。原形を想像しがたい。しかし、滝はこのような過酷な自然環境においてもしっかりと残っている。ひょっとしたらこの「龍双ノ滝」の龍神の怒りが福井豪雨の原因かとも思ってしまう。滝壺あたりには美しい虹がかかっていた。この川のかなり下流の美山町の惨状はさらに凄ましかった。

龍双ケ滝


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