東京の滝~払沢の滝
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転勤によって滝めぐりの相棒と離れてしまった。今までのようにマーチ君では行けないので電車とバスを使うしかない。
前日はちょっと酒を飲みすぎて、7:00過ぎに目がさめた。洗濯等していたら出発が8:30になってしまった。
さて、最寄の西船橋駅へ。駅でSUICAにたっぷり(といっても3,000円だが)チャージして出発。土曜日だというのに総武線は乗客が多い。
またこの時間帯には中央特快がない(が休日ダイヤなので停車する駅が平日よりちょっと少い。)。立川駅から五日市線直通の青梅線に乗り換える。また満員。皆山岳方面に行くのかと思ったら次の西立川駅で多くの乗客が降りた。
今日は家族連れで「昭和記念公園」でお花見をする人たちが多いようだ。拝島から先の五日市線は単線でいっそう電車は空疎になった。
これでいい。折角都会の喧騒から逃れているのだから。
秋川駅を越えると車窓からなだらかな山々が覗き気分が弾む。東京にも2000m級の山々があることを地方の方はご存知か?
武蔵五日市からはバス。「払沢の滝入口」に行くバスは1時間に1~2本はある(西東京バス)。どんなに年期が入ったバスかと思っていたら新しく感じの良いバスが来た。
料金は460円。乗客の多くが地元のお年寄。
バスの車内で流れるテープは「火災の原因の一位は放火、家の周りに燃えやすいものを置かないように」というような、「あれするな、これするな」の放送が多かった。
「払沢の滝入口」まで約25分かかったが、車窓から見える秋川渓谷を見ていると飽きない。檜原村本宿で、秋川は北秋川と南秋川に分かれる。バスは北秋川の方へと北上する。
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払沢の滝の入口
バス停にはきれいなトイレがある。
バス停から払沢の滝の入口までには、疎らに新しくて感じの良い食堂・レストランがある。滝への入口は喫茶店の庭先と間違うようなところにある。ハイキングロードはとても良い道で起伏がほとんどない。
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郵便局?
この郵便局(?)の先から、木漏れ日を楽しめる谷川沿いの遊歩道になる。
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払沢の滝
約10分程歩くと「払沢の滝」に到着する。
上に小さな滝を擁する地味な滝であるが、非常に爽快であり十分リフレッシュができた。私以外に、年配夫婦や父娘のカップル、小さな子供連の母親等が観光客していた。
関東ふれあいの道~歴史の道
このコースは北秋川橋から時坂峠をへて浅間尾根をたどり、浅間嶺付近で上川苔に下る延長8.0KMの道です。檜原村の中央を通り地形もゆるやかな浅間尾根道は中甲州道とも呼ばれ、古代から重要な交通路となっており、江戸時代頃は馬によって木炭等の生産物を運び出し日用品を運び入れる要路として、小河内や西原の人たちにも利用されていました。
現地の看板より
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ハイキングロードから天狗滝を望む
滝から下る途中、約1~2Km離れた山の斜面に「白帯状のもの」が見える。ひょとして次に向う「天狗滝」か?相当高いところにある?「結構急峻かも」と思いながら「払沢の滝入口」近くの蕎麦屋に入り昼食をとることにした。
他に客はおらず、店のおばちゃん2人が座って仲良く会話していた。「とろろおろしそば(800円)」を注文していたら、母娘と思われる二人が入ってきて後ろのテーブルについた。
どうやらその「母」の亡夫(?)は山が好きで、年中この辺りの山歩きをしていたらしい。娘はそれを懐かしむように、窓から見える「白帯状のもの」を指差しながら「お父さんと行った天狗滝だよ」と母に語っていた。
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天狗滝への山道の入口から今来た林道を見る
バス停まで戻ると、「千足1.1km、天狗滝2.1km」という看板がある。千足集落まではなだらかなバス道の歩道を歩いていく。
千足から一歩林道に入ると、この道は舗装はされているものの容赦もない急峻な道である。
平坦な所がまったくなく、ひたすらもくもくと登り続ける。
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天狗滝
天狗滝まであと200mというところで山道に入る。
この山道も実に急峻でありその残り200mはとても長く感じる。
天狗滝の手前に小さな滝があり、そこで滝修行をしている褌姿の若者二人がいた。天狗滝付近もとても険しく、その滝壺に着いたときは息も絶えだえであった。
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綾滝
天狗滝に「綾滝700m(先)」という看板がある。今歩いた1kmがあまりにも厳しかったので少し躊躇したが、気を取り直し先へと進んだ。期待を裏切らず「さらに」急な山道であった。林は間伐され手入れが良い。綾滝は、天狗滝のようには日があたらないところにあり、木々の間で静かで爽やかな水音を立てていた。2005年4月9日 |
檜原村本宿
「綾滝」でほっと一休みして、1.7km麓の「千足」集落へと膝を「がくがく」させながら急な坂を下り、さらに「払沢の滝入口」を通り越して檜原村役場のある「本宿」へと向った。
ここには、南秋川に可愛い吉祥の滝がある。この一帯はあちこちで桜が満開であり、穏やかな春の一日であった。
鍾乳洞と滝の道
このコースは、北秋川橋から千足へ、そして馬頭刈尾根へのぼり大岳鍾乳洞をへて上養沢に至る延長9.0kmのものです。途中には三段になって落ちる天狗滝、その上流に綾滝と美しい滝が続きます。馬頭刈尾根にはつづら岩、眺望の良い富士見台、又大岳沢を下ると水量豊かな大滝があり、林道をしばらく行くと全長300mの大岳鍾乳洞があります。環境庁
現地の看板より
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■おわりに
今回は初めて単独の滝めぐりであった。一人で歩くと自然に俊足になってしまい、こんなに息切れするのかもと思った。これまでは、相棒がのんびり登っていたので、相棒を待ちながらあちこちで休むことができたのだろう。
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