雲南省 昆明 石林そして大理へ
|
2009年9月27日私は成田→広州 NH933 (17:20--20:55)。友達は大連→広州 CZ3604(17:15--21:00)。 広州白雲空港に到着すると早速友達から携帯電話がかかってくる。国内便はB楼,国際便はA楼。B2出口で待っているとのこと。空港の職員に「怎去B楼〜どうやってB楼に行くの?」と聞くと「那里(あそこ)」と指差される。その方向に進みA楼を出ると目の前にB楼があるのだが,その間にある道を横切れない。「あそこ」はわかったがどうやって行くんだ?結局A楼の2階に上りそこから地下にもぐってB楼へと。結構ややっこしい。
そして,B楼のB2出口の前で友達と会う。友達が予約していた広州新空港賓館は,チェックイン時間が過ぎて,友達の携帯電話に冷たく「取り消しました」というメールが入っている。仕方が無く,空港のホテル案内に問い合わせると,空港近くの哈東酒店を案内される(190元×2部屋=380元)。ホテル案内で宿泊料を払う。結果としては良かった。というのは迎車が空港まで来てくれて,翌日は空港まで送ってくれるからだ。部屋は広いが,窓は無い。
雲南省昆明の地図
|
昆明駅
翌朝CZ3477 広州→昆明 (07:40-- 09:50) に搭乗するためホテルを6:15に出発。空港までは5分位。送迎車はワゴンで既に別のホテルから空港に向う客が乗っている。 空港で直ぐにチェックインし搭乗。この時間の広州から昆明まで2時間の朝のフライトでは簡単な朝食が出る。
|
昆明巫家土貝空港に到着すると空港バスが見あたらないのでタクシーで火車(列車)駅方面へ向う(17元)。
上の地図のように昆明は空港と火車駅はとても近い。タクシーの運転手に「到去石林汽車有的汽車駅(石林に行くバスがあるバス駅へ)」と言うとここだここだと上記地図Bの昆明中北汽車(バス)駅へ連れて行かれる。
タクシーを降りると白タクの呼込みの人々の山。それを振り切って切符売場へ行くと「石林行のバスは昔はあったが今はない」とのこと。
仕方が無くAの昆明汽車客運駅へ行くと,ここも石林行のバスが無い。
最後に駅前@の昆明駅長途汽車客運駅に行くと確かにバスがあり20分に一本の運行だ。今11:00。やれやれと思って石林行きのチケットを買おうとすると12:30の便まで無いとのこと。
石林は行きにくいところだ! 仕方が無く白タクよりはタクシーの方が(多少高いかもしれないが)安全だろうと判断し駅前のタクシーと交渉した結果往復400元(高速道路料金込)とのこと。
選択の余地はない。当初バス代として一人片道15元×2人×往復=60元を予定していたのだが早速予算オーバー。
|
タクシーに乗り建築ラッシュで砂が舞い上がる市内を抜け,高速道路に入る。まもなく左右に石灰岩のカルスト台地が見えてくる。昆石高速を抜けるとすぐに石林入口。昆明からほぼ一時間だ。下図の駐車場に停める。
参考:
※時間に余裕がある方のために@の昆明駅長途汽車客運駅から石林までのバスの時刻表をご紹介。昆明に前泊された方向け
7:00,7:30,8:00,8:30,9:00,9:30,9:55,10:20,10:45,11:10,11:35,
12:00,12:30,13:00,13:30,14:00,14:30,15:00,15:25,15:50,16:15,16:40,17:05,17:30,17:55
距離は85kmなので片道1.5〜2時間で計算すれば良いだろう。ほとんど高速道路だが市内から高速道路に入るまでが混むようだ。
※空港からのバスや石林向バスが以外と少ないのは,タクシーや白タクの保護政策があるものと思われる。
|
石林地図
|
石林の御当地料理
運転手の薦めにより食堂街の一軒の食堂へ。中華料理はどこへいっても最高。お米は中国北部や日本と違い,蒸すのでぱらぱら。箸では食べにくいのでレンゲで。脂で炒めた落花生をかけて食べるとお米も最高。米桶に入って出てくるので,友達は「一桶の米」という中国の新語を作って笑っていた。
食事は本当に中国に来て良かったと感じる幸せな時間である。写真の女性は元気な彝(イー)族の運転手さん。雲南省の女性は健康的で魅力的である。
|
世界自然遺産 石林 獅子亭からの全貌
さて食事も終りトイレに行くと幸せな気分は一気に地獄となる。女性の方は便秘薬を飲んででもホテルで用を足しておかないと,人生最低な惨めな気持ちになるであろう。酒井法子の拘置所などなんということはない。
ともあれタクシーに荷物を預かってもらい,運転手の携帯電話番号を聞いていざ出発。。
食堂から歩いてまもなく切符売場。門票(入場券)は140元/人。毎年値上りになっているようだ。
入口から石林湖に架かる橋を渡り石林湖を巡って,先の階段を登りWCの手前の小道を登ると獅子亭に出る。ここから大石林景区の全貌を鑑賞できる。素晴らしい。写真の左上の東屋が望峰亭。これから何度もお世話になるところである。
石林景区は険しい「大石林景区」の他「万年霊芝景区」,「李子園景区」,「歩哨山景区」及び「小石林景区」よりなる。
|
石林景勝
獅子亭から道なりに降りて来ると有名な「石林景勝」に出る。観光客で溢れている。また地元彝族の方々が民族衣装を着てお出迎え。 左上の東屋が望峰亭。この場所を石林が逆に書いてあるので「リンシー」と呼ぶことにした。
|
望峰亭からの景色
この「リンシー」から左の細道を登って行くと望峰亭に到達する。ここからも北に向って石林の全貌を楽しむことができる。さて「剣峰湖」に出ようと下山するとまた「リンシー」に出てしまった。はっきりいってここは石の迷路。どっちがどっちやら全く分からない。仕方なく「リンシー」の奥を進むと何とか「剣峰湖」に到達した。
|
剣峰湖
|
巨大な石のトンネルや石の剣先を抜けて行くとやがて剣峰湖に到着。
ここから,日月広場に向う。ここまで迷うと,もう行き方を地元に方に聞くしかない。
地元の方曰く,池の反対側の山を登って右へ右へと行くとのこと。そのとおり行くとまた
「望峰亭」に出る。このまま行くと3回目の「リンシー」かと思いながら反対側へ下山。
するとどこをどう間違ったのかわからないがなんとか「日月広場」に出た。
日月広場
ここでは地元の彝族の方々が民族音楽に合わせて踊りを披露している。
ここから庭園風な小石林へ向う。勿論地元の人に「小石林」はこっちかと頻繁に聞きながら。
途中,彝族のおばあさんから,民族衣装を着た人形の携帯ストラップを買う(4つで5元)。
|
蓮花池
小石林に向う途中,蓮花池に出る。ここからは険しい大石林とは打って変わって庭園風の風景となる。もう迷うことは無い。
|
小石林景区
小石林は蓮花池の少し先。庭園風の景色に巨大な石柱が林立している。
小石林を見学した後,出口へ向う。小石林から出口までは芝生が広がりピクニックには最高であろう。出口を出て駐車場へ。
見学時間は約2時間であった。駐車場に着くと早速タクシー運転手に電話。とても気候が良く,運転手さんもさぞのんびりできたであろう。
帰りの高速道路もすいすい進んだが,市内に入るとラッシュ。大理方面へ向うバスはどこのバス駅(汽車駅)が良いかと聞くと,運転手さんは上の地図Aの昆明汽車客運駅へ連れて行ってくれた。
|
昆明汽車客運駅
昆明から大理,麗江方面のバスは@〜Bのいずれの長途汽車(バス)駅から真夜中まで頻繁にある。特に昆明汽車客運駅からは19時まで20分に1本大理行きのバスがある。バスも大きさにより価格が違うが我々が乗車したバスは134元/人。保険付。17:20発。切符を買ってすぐ乗車できる。昆明から大理までは4時間半(実際は5時間)なので大理で宿泊したい方はせめて18:00頃までのバスに乗ろう。時間近くになったら呼ばれる前に外に出て自分の乗るバスを探そう。
切符に便番(車次)が記載されているのでそれが表示されているバスを探せばよい。それでも判らなかったら近くの人に切符をみせて「なーりなーり」と聞けばよい。。
鉄道でも行けるが9時間もかかる。中国旅行においては鉄道は最終手段。いつも満席だし,9時間はかかるし。。。但し鉄道の方が(日本と違って)バスより価格ははるかに安い。
参考:
それでも鉄道で行きたい方は下記を参考に。9時間も席が無くて立ちっぱなしでもよろしければ。「立席でもいい(無座也可以!)」と言わないと切符が買えませんよ。
K9618/K9619 昆明站 09:30 → 大理站18:46 9時間16分
K9614/K9615 昆明站 23:00 → 大理站 07:49 8時間49分
K9610/K9611 昆明站 21:43→ 大理站06:15 8時間32分
価格は二等車(硬座)で21元程度。
|
高速バス
行き先は,「大理」と記載されていることもあれば「下関」と記載されていることもある。
いずれも「大理下関長距離バス駅」行である。トイレ付である。
高速バスの乗務員は2人の運転手さんと女性の車掌さん。車掌さんは運転手さんにお茶を入れるのが主な仕事のようだ。
|
高速バスから昆明郊外のディエン池を臨む
途中の楚雄彝族自治区のサービスエリアで一回休憩(25分)がある。
ここでちょっと食事もできる。さて運転手も交代し再出発。大理の下関長途汽車駅に着いたのは22時半。早速タクシー(7元)に乗り今日の宿泊場所大理金達酒店に向かい宿泊(180元×2室=360元)。
|