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称名滝の四季

落差350mの4段の越中立山の名瀑

日本でもっとも落差があるといわれている「称名滝」は、富山からは30km程度で比較的お手ごろな観光地。 立山室堂へ向かう道とは違って道路(称名道路)も駐車場も無料。そこからの遊歩道も舗装されており距離も約700mである。 称名道路は例年ゴールデンウィークの前にオープンする。
はYafooの地図です。適宜縮尺を変えて付近の道や位置関係を確認ください。


滝名場所 徒歩の高低
38称名滝富山県立山町滝見台100m以内
称名滝展望台300m





春の称名滝
「称名滝」へは、駐車場から高低差100m以内である。 滝に続く道の左右は「悪城の壁」等絶壁が続くが、先で立山室堂に向かう道が左右に分岐している。 ひとつは「大日岳登山道」でもうひとつは「八郎坂」。「称名滝」の頂上は海抜1,400mであるので、そこから室堂までにはさらに1,000m登らないといけない。 「称名滝」は上の図のように500m級の壁のドームの中心の割れ目から豪快に流れ落ちる滝で四季おりおりの姿を見せてくれる。
ゴールデンウィークの「称名滝」(左)の特長は、まず残雪の滝つぼに豪快に雪解け水が落ちることである。水量は非常に多い。 また隣の落差400m?の「ハンノキ滝」(右)の水量もとても多い。この「ハンノキ滝」は秋になると、雨の日以外は水量が 極端に少なくなるようだ。駐車場から歩きはじめると巨大な布をたらしたような「ハンノキ滝」がまず目にはいる。 「称名滝」は、山陰になるため近くまで行かないとその全貌が見えてこない。
2007年5月3日

夏の称名滝
「称名滝」に行ったのは2004年の夏が初めてである。2003年の名古屋での地上デジタル整備が終わりほっとしていたころ富山には何度も来たものだが、まさか富山に転勤になるとは思っていなかった。

国指定 名勝・天然記念物
称名滝
富山県中新川郡館山町
昭和四十八年五月二十九日指定
「称名滝」は、立山にその源を発する称名川の流れが立山の大噴火による溶結凝灰岩をV字型に150米も深く侵蝕した称名廊下の末端から落下する大瀑布である。
この滝は4段に別れ、第一段は40米、第二段は58米、第三段は96米、第四段は126米で、これが連続して一条の滝となり、最上部の瀑流落差30米を含め、その全落差は350米を有している。
また直径60米、水深6米の滝つぼに落下する水は、すざましい自然の力を誇示している。
「称名滝」を含む称名渓谷は、自然景観に優れ、学術的価値も高く、又保護すべきものとして、国の名勝及び天然記念物に指定されている。
文化庁
富山県教育委員会
立山町教育委員会
2004年8月25日

秋の称名滝

称名滝展望台から

2007年11月4日秋の「称名滝」へ行った。先週が紅葉の見ごろとのことであったが、当日も十分紅葉が楽しめた。今日は「称名滝展望台」にチャレンジ。「称名滝展望台」は麓の飛龍橋から「八郎坂」を登ること距離1.5km、高度230mの所にある。 さらにあと距離1,480m高度310m登ると立山道路の「弘法」に至るとのこと。 麓の茶店から「弘法」まで3.4km(2時間30分)とのことである。 かなり道は急峻であるが気をつければさほど危険ではない。 急峻な八郎坂登山道には、枯れたもみじの葉が堆積していた。突然,視界から樹木が消え、「称名滝」が目の前に現れる所が「称名滝展望台」であり、2脚のベンチもある。 この展望台は「称名滝」がもっとも美しく見えるところであろう。 右の山壁の「ハンノキ滝」の水量は春や夏に比べはるかに少なくなっており、山壁を濡らしている水の流れ程度にしか見えない。

大日岳登山道

さらに展望台から登ること約120mで「称名滝」の頂上や対面の「牛の首」とほぼ同じ高さ到達する。 山の斜面に「大日岳登山道」が斜めに走って、右の「大日平」へと続いているのが見える。
麓の看板では「大日平を経て大日岳(2,501m)、中日岳、奥大日岳(2,611m)大日連山を縦走するこの登山道は立山、剣岳をよく展望できるコースとして有名です。このコースは日本庭園を思わす『七福園』やコバイケイソウの大群落が見られるなど、高山植物の宝庫になっています。」とのこと。
「大日岳登山道」→3.3km(3時間)→「大日平」→3.7km(2時間40分)→「大日岳」→3.3km(2時間20分)→「奥大日岳」→2.7km(1時間40分)→「新室堂乗越]→0.9km(30分)→「雷鳥沢」→1.9km(1時間)→室堂ターミナル
とのことでつまり合計11時間10分のコース。いつか挑戦してみたいコースのひとつである。
なお、当日「称名滝」駐車場を立ったのが12:00頃であったが、対向車線にこれから「称名滝」を見に行かれる方々の車の長蛇の列ができていた。 立山のページへ
2007年11月4日

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