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旅の始まり〜赤目四十八滝と那智の滝

2004年5月5日、手軽に行ける観光地がないか探していた。もともと滝にそれほど関心あったわけではなかったが、ドライブ旅行では、東北、紀伊半島、能登半島、信州、四国と行ってしまった。何かもっと手軽で楽しい旅行がないか?名古屋近辺の地図を見ると「赤目四十八滝」という変わった名前の滝がある。ちょっと興味が惹かれフラフラと訪問したのが、滝百選の旅の開始であった。
はYafooの地図です。適宜縮尺を変えて付近の道や位置関係を確認ください。


滝名場所 徒歩の高低
53 赤目四十八滝三重県名張市150m程度
66 那智の滝和歌山県那智勝浦町下り50m以内



自然を満喫 赤目四十八滝

「赤目四十八滝」は名張市にある。名阪国道の上野ICから国道368号線を南下するのが早い。但し名張市街は結構信号が多く渋滞する。「四十八滝」は実際に48個の滝があるわけではなく、「多くの滝」があるという意味らしい。


赤目四十八滝の入口

ここで入場料を払う。確か350円。ここでもらえるウォーキングマップでは一番奥の岩窟滝まで往復3時間らしい。名古屋に来て車で営業してほとんど歩かなくなっていたこともあり、この当時は、 本当に3時間も歩けるかどうか心配であった。
入場料を払ったからか、日本オウサンショウウオセンターにも入場できる。相棒は生き物が大好きなので、時間をかけてゆっくり見学していた。。

行者滝

日本オオサンショウセンターの裏の出口からハイキングロードに入る。この辺は舗装もされており歩きやすい。そして最初の滝である「行者滝」に到着する。ここで毎年3月末に滝開きが行われるとのこと。

霊蛇滝

「霊蛇滝」は「不動滝」の手前の「橋」の下にあるので見落とさないように気をつけよう。 織田軍が柏木城を落城させてこの峡谷を通ったとき、美しい乙女が現れ、この紅葉は全て人間の化身であると言って、枝を折らないように懇願し滝壺に身を投じ竜に化身して木々を守ったという伝説。これが赤目の名前の由来だそうだ。

不動滝

霊蛇滝の上の橋をから「不動滝」を見る。「不動滝」から滝は本格的になってくる。その後行く手右側斜面かなり上方に「縋藤滝」が見える。


千手滝

その後、可愛い「乙女滝」・「大日滝」を越えていくと最初の嬉しい茶店がある。ただし奥にももう一軒茶店があるので、ここは通り越して進んだ。
茶店を越すとすぐに「千手滝」がある。ここは忍者の里の伊賀。子供相手の忍者がお迎えしてくれた。
しばらく進むと、直滝の「布曳滝」が現れる。細い岩の間をすり抜け落差もある滝だ。「布曳滝」を取り巻くように登っていくのが、手すりの間から小さなお子様が落ちないよう気をつけてほしい。

布曳滝

この後「竜ケ滝」・「陰陽滝」という小さな滝が続く。ここで嬉しい2件目の茶店がある。ここで食べるおでんは最高にうまい(再度訪問したときは、売店のお姉さん(?)に近くの水溜りにオオサンショウウオをがいるを教えてもらった。殆ど岩と見分けがつかないが、動いたので本物だと判った。)。他に(赤目の名水を使った)「幻のラーメン」もある。ここまでなら、片道40分位である。この先「荷担滝」までに「姉妹滝」・「柿窪滝」・「笄滝」の小滝が続く。そして「雨降滝」のシャワーを浴び、「骸骨滝」・「斜滝」を越していく。

荷担滝

「にない」と読む。赤目四十八滝の主瀑である。人が荷物を担いでいるように見えるのでその名前がついたらしい。ここまでなら片道1時間10分である。ここから先に進むかどうか考えどころだが、せっかく来たのだから最後の「岩窟滝」まで行こう。さらに進むと「雛段滝」が現れる。

琵琶滝

アベックがいつまでたってもどかなかったので、帰りに撮影した。さあ終点岩窟滝までもう一歩(500mとのこと)。また、この滝を取り巻くように登るのでちょっと幼児には危険なところがある。

岩窟滝

最後の岩窟滝も、水量も多く「立派な滝」であった。「赤目四十八滝」は距離の割には高低差がなく、幼児でも注意すれば大丈夫かもしれない。この滝からちょっと登ると幻想的な沼がある。林道のある赤目出会茶屋まではさらに30分程小川に沿って登ることになるが、途中滝などなく、またバスも週末のみ一日一本とことなので、注意が必要。
2004年5月5日

赤目出合茶屋

2005年3月26日に某氏の送別会で再度赤目に行った。この時赤目出合茶屋から岩窟滝に下ってみた。まだ雪が残っていたが、歩くのには問題はなかった。3月27日に下流の行者滝で「滝開き」行われた模様。

香落渓

我々は、車で行ったが、赤目出合茶屋から「赤目香落ハイキングコース」経由で歩けるとのこと。地図上では距離は2km程度に見えるが、要確認。香落渓には三重県名張市と奈良県曽爾村を結ぶ幹線(?)が走っており、バスは出合茶屋よりは多そう。「香落渓は、室生火山群が造り上げた奇勝で、雄大な柱状節理の岩壁が延々と続きます(現地の看板より)。」
2005年3月26日

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潮岬と 那智の滝

那智の滝及び潮岬は、名古屋からは非常に遠い。名古屋から富山に行く以上の距離がある。伊勢自動車道の勢和多気ICから国道43号線を南下する。ここからが非常に遠い。 しかし熊野を抜けると、広い太平洋を左手に見て走る。南国情緒に溢れる。三重県の南の果て紀宝町から熊野川を渡ると、和歌山県新宮市に入る。ここから急に都会らしくなってくる。 実は那智の滝は、次ページで述べる「桑ノ木滝」とは非常に近いのである。那智山(烏帽子岳)の南側に豪快に落ちるのが「那智瀑布」。北に神秘的の落ちるのが「桑ノ木滝」。1年をとおして水が豊かな紀伊半島は滝の宝庫である。
2003年4月26日の潮岬と那智の滝の旅行の写真。

潮岬

紀伊半島の先端に行くのには、名古屋からだと北の輪島に行く距離に相当する。この日は、吉野経由、高野山、田辺、白浜、串本泊という強行軍であった。朝一番の岬の潮風がとても快かったのを記憶している。太平洋では多くの船舶が往来していた。

鬼が城

帰りに寄った鬼が城。遭難者があったとみえ、三重県警のヘリコプターが巡回していた。

那智の滝

有名な滝ですので訪問された方も多いと思います。車を停めるスペースが非常に狭いが、駐車場からは、坂道を下るとすぐである。 直下滝では日本一の落差133m。
2003年4月26日
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