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黒龍江省〜ハルビン

氷の都ハルビンと雪の都長春
2007年12月27日〜31日に中国黒龍江省の省都ハルビンと吉林省の省都長春へ行ってきた。 当初一人で行く予定だったが、大連の友達がこの旅行に同行してくれた。
この友達のおかげで日本のガイドブックには載っていない素晴らしい氷と雪の世界が満喫できた。
  • 26日業務終了後、富山の小料理店「はんなり」「和み」そしてスナック「美唄」で打ち上げを行い,いざ 22:50富山駅前発の富山地方鉄道の夜行バスで東京池袋へ。
  • 27日:池袋から山手線で上野に出て6:35京成スカイライナーで成田空港へ
    全日空NH903 10:10 成田→12:30大連周水子空港
    バス(1元)及び電車(4元)で大連駅経由開発区へ。銀帆賓館泊(420元)
  • 28日:銀帆賓館7:45発タクシー(100元)大連周水子空港。
    山東航空SC4627(740元) 9:35 大連周水子空港→11:00 ハルビン太平空港。
    空港バス(20元/人)でハルビン駅へ(30日の列車の予約)。ソフィスカヤ寺院、中央大街等観光。 波斯特酒店泊(一泊258元)
  • 29日:ハルビン市内観光(松花江、太陽島120元/人、氷雪大世界150元/人) 波斯特酒店泊
  • 30日:列車T158号(41元) 9:55 ハルビン駅→12:00前後長春着
    偽満州皇宮観光 長春国際大厦酒店泊(一泊308元)
  • 31日:6:00ホテル発タクシー(200元)→長春房身空港
    中華東方航空CZ6543(570元) 8:00 長春房身空港→9:00 大連周水子空港
    空港→大連市内(タクシー30元)大連市内で朝食
    大連市内→空港(タクシー30元)
    全日空NH946 14:15大連→17:20関西国際空港
    はるか48号18:46 関西国際空港→19:36 新大阪
    のぞみ47号19:52 新大阪→21:19 広島 
※日本と中国の時差は1時間。1元=15.4円



氷の都ハルビン

当初は一人でハルビン及び長春観光をする予定だったが、大連空港まで向かえに来てくれた友達に旅程を話したら一緒に来るとのことで2人の旅行となった。
大連周水子空港からハルビン太平空港までは1時間半。山東航空の横4席の小型旅客機で出発。ドアを倒すとタラップになるという飛行機なので、当然バス横付で乗機する。 小型ではあったが、さほど揺れもなく、ハルビン太平空港へ到着。 太平空港ではハルビン市内行バスの切符売場があり50km程離れているハルビン駅まで一人20元(=350円)。 高速道路はほとんど車が走っておらず、途中「日本の新潟県から飛行機あり」という看板が立っていた。 道路の左右とも広い平原であり、道路脇には街路樹が植えてある。 下の地図の南の方から市内へ入る。
ハルビンの緯度は日本の稚内北の宗谷海峡とほぼ同じ。

ハルビン市街地図

ハルビン駅

バスはハルビン駅前で停車する(終点ではない)。 ハルビン駅に着くと早速友達が明後日の長春行の列車の切符の予約。 中央が乗車口で、右側に切符売場がある。切符を買うためには少なくとも2つの表示板を見ないといけない。まず切符売場入って左側の列車の一覧で、長春を通る列車の番号を記憶する。北京経由の蘇州行(T158号)が良さそう。 そして入って右側の電光表示板で空席があるかどうかを見る。 この列車は一等寝台、二等寝台、二等普通車で構成されており、一等の普通車はないようだ。 おどろいたことに、もうすべて売り切れで「立席」しかなかったとのこと。 中国で列車に何度か乗ったが、当日は売り切れというのはよくあることだが、明後日が売り切れというのは初めて。
多少落胆して、宿泊場所の波硝特酒店へタクシーで。日本で予約したとき「波硝特」とは何だろうと思っていたが、POST HOTELという意味で、確かに隣が郵便局だった(日本で言うメルパルクというところか)。 私の部屋は日本から予約してあり、パソコンで印刷した予約の控えを提出するとすぐチェックインできた。 「日本人が本当にきたよ」という会話が聞き取れたような。 友達の部屋は当日予約で取れた。 なお、友達の部屋については、フロント係で電話予約のほうが安いとの言われ、ホテルのロビーから携帯電話でわざわざそのホテルの予約電話に電話するという面白い場面があった。 安いだけあって、明かり窓はあるものの、屋根裏の外の景色が見えない部屋であった。

火鍋

前日の大連でも「火鍋」を食べたが、やはり中国料理の中で最も日本人に合う料理は「火鍋(しゃぶしゃぶ)」。 ホテル到着後、ホテルで紹介してもらった、歩いていける距離の「火鍋店」に行った。 火鍋というと非常に辛いと思うが、友達のおかげで、スープも付けたれも日本人好みの さほど辛くないものを選んでくれた。辛くない付けたれは「海鮮醤」というようだ。 中国では、日本と違い、緑葉野菜、白葉野菜、羊、豚、春雨、えのき茸、牡蠣、シュウマイ等多くの種類の具を好みに合わせて注文し、鍋に入れる。 ここでは、ハルビンビールを注文。日本のビールがアルコール度5%に対し、こちらのビールは3%。 いつまでたっても酔わないビールである。当然冷えていない。ビールを冷やして飲むのは日本人とアメリカ人ぐらいもの?

ソフィスカヤ寺院

食後タクシーでハルビンで最も有名なソフィスカヤ寺院へ。ロシア統治時代にロシアの兵士のために建てられたキリスト教寺院。寺院見学後、友達が、手袋とマフラーを買ってくれる。このおかげで非常に助かることになる。

中央大街

ソフィスカヤ寺院から少し歩くと有名な中央大街に着く。 通りの中央には、松花江から切り出した氷で造られた彫刻が並んでいる。

氷のバー

しばらく中央大街を進むとまもなく「氷酒バー」が右手にある。入場料30元で 飲み物代含むとのこと。早速中に入ってみた。

氷のバーの中

建物の壁も天井もすべて氷。テーブルも椅子も氷。 氷の椅子の上には動物の毛皮が引いてあるものの 座るとじわじわと冷たさが伝わってくる。ここではブランデーを注文し早々に退散。

中央大街の終点

中央大街をイルミネーションや氷の彫刻を楽しみながら進むとほどなく松花江に面した 終点に着く。ここで現地で売られていた花火で少し遊ぶ。

大滑り台

この終点の河岸に、凍結した松花江に向かって豪快に滑る大滑り台があった。 マットを敷いて滑る方は5元、ソリに乗って滑る方は10元。ソリの方が速度が出るためスリルが楽しめる。
ここからタクシーで波斯特酒店に戻り、一休みしてから夕食することにした。
ホテルのフトントボーイに紹介してもらったタクシーで30元の場所のレストランへ行く。 料理は大きな皿が4品出てきたが、友達はメインのあんかけの魚は美味しくないとのこと。 それでアンしか食べなかった。 しかしあとでこの魚が 80元もしたことがわかり、結果として2人で180元位の食事となった。 ホテルへの帰りのタクシーは何故か10元。来るときの1/3。

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