張家界武陵源区
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地図は前のページを参照ください。 景区に入り索渓峪を越えて間もなく右の写真の百龍天梯の下駅に到着した。
奇峰の崖に沿って展望エレベータが設置されている。自費で72元。このエレベータは満員で私は外景があまりよく見えなかった上,他の景区に比べて格別に景色が良いわけでもない。
エレベータの最上駅に着くと何があるのだろうと期待していたが,ガイドがこちらに進めという方に向かうと特に景観が広がる所もなく,まもなくバス乗場に出た。
エレベータに乗らなくてもバスに乗ったままでここまで(上駅)まで来ることができたということだ。
はっきりいってこのエレベータは不要だし景観を壊している。
バスに再度乗車するとまもなく袁家界景区に着く。
ここから袁家界遊覧線の遊歩道に入る。昨日の金鞭渓に合流する杉力沟の渓谷を上から眺めるもの。崖淵に沿って遊歩道は敷設されており,奇峰の間に橋がかかっていたり,下に大きな空洞が開いている奇峰(天下第一橋)等見どころは多い。
張家界での一番の観光地だろう。
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張家界~百龍天梯
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張家界~袁家界遊覧線
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張家界~袁家界遊覧線
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張家界~袁家界遊覧線
崖に沿って敷設されている遊歩道から,このような奇峰が渓谷のこちら側,あちら側に無数に望める。 また遊歩道には至る所に売店があり,水,果物,アイスクリーム,土産物が販売されている。価格は昨日の武陵源の夜市のほうがかなりお安い。
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張家界~袁家界遊覧線
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張家界~袁家界遊覧線
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張家界~袁家界遊覧線~連心橋
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張家界~袁家界遊覧線
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張家界~袁家界遊覧線
このような奇景ができたのは巨大地震で大きな台地の周りが崩れたことによるそうで,崩れ残ったところが千計の石峰,奇峰になったとのこと。なおこれら奇峰も含めて景区の97%が森林に覆われている。
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張家界~袁家界遊覧線~天下第一橋
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張家界~袁家寨
左の天下第一橋を過ぎると,まもなくバス乗場に出る。その先に袁家寨という
民家風の建物があり,この地区の苗族の生業が紹介されている。その中で無理やり写真を撮られ15元で買わされるという非常に不愉快な商売が行われている。
この民家の見学が終わったら隣の土屋野菜農家風味で昼食。
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張家界~土屋野菜農家風味
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張家界~天子山景区~仙女散花
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食事が終わるとバスで天子山景区へ。この景区では無数の奇峰が林立しているのを峰の上から左右に臨むことができる。
ここからは次に向かう景区画廊遊覧線へは直接行くバスが無く歩いて降りるかロープウェイ(天子山索道)で降りるかの選択となる。今回の旅行ではとくによく歩いたため足が痛くて仕方がない私は,いつも歩くことをいやがる友達の意見に従ってロープウェイで下山することにした。1人67元。
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張家界~天子山景区
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張家界~天子山索道(ロープウェイ)
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張家界~天子山索道(ロープウェイ)
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張家界~画廊遊覧線~観光電車(小火車)
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天子山索道で下山すると下駅でまたバスに乗車し,画廊遊覧線へ向かう。画廊遊覧線ではまた歩いて見学するか観光小火車(要するにミニ鉄道)に乗るかの選択だ。
我々は往復とも観光小火車にて観光。この終点で天子山から徒歩で下山してきたグループと合流。さらに売店で張家界での最後のお買いもの。
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張家界~画廊遊覧線
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張家界~画廊遊覧線
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張家界~画廊遊覧線
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張家界~画廊遊覧線
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張家界~画廊遊覧線
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張家界~園内遊覧バス
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張家界武陵源区最後の観光地,画廊遊覧線の観光を終え,園内専用バス(左写真)で武陵源区出口へ戻る。
武陵源区の景区出口を出て大型観光バスに乗り,武陵源区市街へ。
市街に戻るとこれから鳳凰古城に向かうグループ及び張家界市街(永定区)に戻るグループはホテルに預けてある荷物を受け取って再度大型バスに乗車。バスは武陵源区から張家界市街(永定区)に向かう。途中は深い渓谷になっている。
張家界市街(永定区)に着くと,観光バスを乗り換え張家界市街から直接鳳凰へ向かうグループと合流する。バスは市内を流れる澧水に沿って走り鳳凰古城に向かう。鳳凰古城はここから3.5時間かかる210km離れた観光地だ。なんでこんなとても不便な観光地へ行くのだろうと思っていたが,最近ここは中国ではホットな観光地になっているとのこと。
さらに途中で芙蓉古鎮という古い街に立ち寄るとこのこと。観光バスの中では苗族の口が非常になめらかなガイドさんが鳳凰古城に着くまで喋りまくる。
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芙蓉古鎮・鳳凰古城の位置
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湖南省湘西土家族苗族自治州永順県~芙蓉古鎮
ここが鳳凰古城に向かう途中立ち寄った芙蓉古鎮の入口。張家界から南西約100km。
古鎮のガイドは若い女性。芙蓉古鎮は観光のための地名で正式には湘西土家族苗族自治州永順県王村鎮という。映画「芙蓉古鎮」が撮影されたことから有名になったとのこと。2000年以上の歴史があり,酉水を経由する貴州と洞庭湖(さらに揚子江)の間の水運で栄え,以前から「楚蜀通津」と称されていたとのこと。
中は迷路のようになっているので,ガイドから離れないようにとのこと。城内に入ると狭い巷を下っていき,酉水の河岸に出る。河岸を上流へ遡っていくと芙蓉鎮大瀑布が見えてくる。想像するにこの滝のおかげで上流と下流の水運が絶たれ荷物の積み替地として繁栄したのだろう。
芙蓉鎮瀑布も裏見の滝となっている。つまり滝の裏に窓付のトンネルが掘られておりそこを抜けていく。(中国風の滝の鑑賞法か)。
トンネルをくぐって対岸から見上げると,崖の上には昔繁栄したと思われる古い楼閣が建っている。
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湖南省湘西土家族苗族自治州永順県~芙蓉古鎮
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湖南省湘西土家族苗族自治州永順県~芙蓉古鎮~芙蓉鎮大瀑布
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湖南省湘西土家族苗族自治州永順県~芙蓉古鎮
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湖南省湘西土家族苗族自治州永順県~芙蓉古鎮~天下第一螺土家十六碗
古鎮の出口でお茶とお菓子をふるまわれた後,古鎮の外に出て上記の食堂で食事。今回の現地ツアーではもっとも食事がまともだった。さらにガイドさんが各テーブルにコーラとスプライトの大ペットボトルをサービス。
食事を終えるとまた観光バスに乗って約110km南下する。
相変わらずガイドは喋りまくっている。
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鳳凰古城
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湖南省湘西土家族苗族自治州鳳凰古城~傅奇鳳凰大酒店
芙蓉古鎮からさらにバスで2時間半かけて23時前に鳳凰古鎮のこのホテルに到着。ここは普通の街なのに途中また例の「門票」100元を取られる。
ホテルに着くと友達が早速夜景に見に行きたいとのことでタクシーで市街へ向かう(8元へ位かな,とにかくタクシーは安い。)。
この鎮の何がどう有名かわからないが,とにかく沱江を渡り中華門に向かってもらう。これより先に観光地がないことがわかり中華門から沱江に戻り,河畔を散策。河畔はどこもかしこもイルミネーションが派手で,さらに対岸の何件かのディスコ店(今時ディスコ?)からガンガン音楽が流れ出て川中に響いている。
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湖南省湘西土家族苗族自治州鳳凰古城~南華門城楼
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湖南省湘西土家族苗族自治州鳳凰古城~鳳凰大橋から
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湖南省湘西土家族苗族自治州鳳凰古城~鳳凰大橋から雪橋を望む
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湖南省湘西土家族苗族自治州鳳凰古城~鳳凰大橋
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湖南省湘西土家族苗族自治州鳳凰古城~沱江の夜景
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湖南省湘西土家族苗族自治州鳳凰古城~北門城楼
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湖南省湘西土家族苗族自治州鳳凰古城~虹橋風雨楼
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湖南省湘西土家族苗族自治州鳳凰古城~傅奇鳳凰大酒店
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湖南省湘西土家族苗族自治州鳳凰古城~傅奇鳳凰大酒店
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ただただ,こんな不便な田舎での派手なイルミネーションと激しく鳴り響く音楽に圧倒された。12時を超えると照明が多少消され,ガンガン鳴っていたディスコの音楽も終了する。
タクシーでホテルにもどり自室へ。友達が他のツアーメンバーが止まるホテルより少し良いホテルを予約していてくれていた(まあ日本人だから安ホテルはトラブルの元との考えたんだろう。)。
ツインの部屋なのに室内のトイレとバスはこのようにガラス張り。
おかげで夜中にトイレに行くとき何度もガラスにぶつかるし,だいたいどういうシチュエーションを想定してこんなガラス張りなんだろうか?
公衆トイレに壁が無いのはまだしも,ホテル室内もわざわざガラス張りとは。。。
昨夜の腹痛がまた起こるか思ったが,今夜は腹痛はおさまっており気持ちよく就寝。
念のためペットボトル3本飲んでおいたが,そのおかげで何度もガラスにぶつかることになる。 明日の出発も6:30発でとても早い。
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参考までに、日本の神奈川県の相模湾を望む地区を「湘南」と言うが、この「湘」は湖南省の首都長沙を流れる「湘江」及び湖南省そのものを意味する固有名詞「湘」に由来していることについて殆ど日本人は知らない。。。
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