南京へ
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泰安鸿泰快捷酒店
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泰安鸿泰快捷酒店
これが今回2泊した泰安鸿泰快捷酒店の室内(左の写真)及び外観(上の写真)。シャワーの湯も(なんとか)出る。一泊290元。中国ではホテルで余ったトイレットペーパーは持って出るのが常識のよう。というのはホテルでは次の客のために必ずそれを新品と交換するからだ。といっても巻き数がとても少ないので余ればの話だが。 天外村のバス停留所から37路のバスに乗って高速鉄道泰安駅に向かう。所要時間約30分位だったかな?
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※参考情報
泰山 天外村バス情報(2013年5月現在)
路線 | 行先 | 始発 | 最終 |
K3路 | 紅門~市委党校火車駅~天外村 | 6:25 | 春秋19:30,夏20:00,冬19:00 |
19路 | 易初蓮花~天外村~天独峰景区 | 6:25 | 同上 |
39路 | 火車駅~天外村~紅門~火車駅 | 6:25 | 同上 |
37路 | 高鉄泰安駅~天外村~方特観楽世界 | 6:25 | 同上 |
春:2月26日~4月25日 夏:4月26日~10月7日 秋:10月8日~11月25日 冬:11月26日~2月25日
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泰安駅
これが高速鉄道(動車)の泰安駅。切符を見せてX線検査装置に荷物を通し待合室(侯車室)に入る。
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泰安駅
内部に入ると空港のような待合室(侯車室)がある。ただしこの駅は他の駅と違って一回ここに入ると
外に出てタバコを吸うことができないようだ。2階の左右にちょっとした飲食店がある。
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泰安駅
泰安駅から南京南駅までは2時間6分。今度は二等車で254元。途中合肥方向からの鉄道と合流する。高速鉄道は南京市に入ると揚子江(長江)を渡って南京南駅(下の写真)に到着する。
南京南駅にも南京禄口国際空港に向かう机場バス乗場があることが確認できた。
駅では地元旅行社の女性職員が南京市内観光の勧誘をしている。8ケ所の観光地を回り一人282元(但し自費も別途あり)とのことなので,翌日の観光で利用することにした(282元の内訳は観光バスが50元,ガイド費用が30元で入場券が202元というもの)。了解すると駅の奥の事務所へ連れて行かれ契約。
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泰安から南京へ
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南京南駅
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旅行会社と契約が成立すると,旅行会社の車で(他の観光客とともに)ホテルまで送ってくれる。
予約してあった本日の宿泊場所の安鸿泰快捷酒店中央路玄武门店へ到着すると,下記のように非常に卑劣に宿泊拒否をされしまった。
まずチェックインしようすると日本人だからと高額なdeposit(保証金:押金)を要求してきた。その保証金を払うと言ったら外国人は宿泊できないと結局宿泊拒否をされてしまった。本当にこのホテルの職員のレベルの低さにはあきれるものだ。
日中関係が改善しても全国展開しているこのホテル網にはきっと泊まることはないだろう。
これからがさらにめちゃくちゃ。友達が先ほどの旅行会社にこのことを連絡すると,南京駅北の紅山路のとあるホテルに来るようにとのこと。そこにタクシーで行くと,今度はそこにいた旅行会社の職員の身分証明書でホテルに泊まることに。
こんなことしていいのだろうか?とすべてにあきれ返る。テレビを見てもニュースでは連日連夜日本の悪口ばかり放送され,ドラマでは日本人が残酷であることをPRするようなものばかり放送されている。
メディアが一般庶民を洗脳し,このような幼稚な行動を取るように仕向けているとしか思えない。
友達がホテル代が210元(当初250元予定)で節約できたよと嬉しそうな顔をしていたがそんな問題だろうか?今度こそ公安が来たら言い訳できないよね。。
非常に気分を害しながらもまずはホテルの近くのレストラン街(左の写真)で食事。友達は相変わらず大きな魚を注文するものだ。
食後このホテルから最も近い地下鉄駅の迈皋桥駅に歩いて向かう。あまり行きたくないのだが友達がどうしても行きたいという「南京大屠殺記念館」へ。地下鉄1号線に乗り新街口で2号線に乗り換え雲綿路(云绵路)駅で下車。
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南京~紅山美食街
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南京大屠殺記念館
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南京~人類非物質文化遺産代表作
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丁寧に「中国を侵略する日本軍の南京大虐殺,同朋が難に遭った記念館」と堂々とした文字が建物の全面に表示されている。また周囲の建物に比べ至って立派な建物で中国の建物では珍しく磨き上げられている。最近の対日感情の悪化のせいで見学客も沢山。私は外で待っていたが。
その裏に人類非物質文化遺産代表作という建物がある。
今回の旅行は思いっきり気分の悪いものになった。友達が建物から出てくると無言で地下鉄に乗り玄武門駅で下車。
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南京~玄武門
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玄武湖
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気分をとりなおしてこの玄武門をくぐり玄武湖へ。
玄武湖は南京市内中央にあるとても風光明媚な湖だ。湖畔に乗船場がある。1時間,4人乗り足踏み船は40元,4人乗り電動船は60元,6人乗り電動船は80元。さらに保証金(押金)が100元(もちろん時間通りに帰ってくれば保証金は返してもらえる。)。
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玄武湖から南京駅を望む
4人乗り電動船の切符を買い,それに乗船すると友達が何もしないので,多分自分達で運転するのでは,とアドバイス。
乗船場から出航すると遠くに南京駅が見えてくる。南京駅に向かって玄武湖を北上する。湖を一周。
1時間までかなり時間が残っていたので船を停めてのんびりしていると一隻の船が近づいて来た。
その船に乗っている男に「動かなくなったのか?」と聞かれた。我々は(船は)動く,停泊していただけだと話したが,動作確認をするようにとのことでそれに従った。
我々の船が動けるのを確認するとその船は去っていった。
その船はバッテリーの無くなった船を曳航するための救助艇だったのだ。
我々は(何で他の船より遅いんだろうと思いながら)自力で帰還したが,救助艇に曳航されて帰還している船もあった
(充電不足の船でも貸し出すことのいい加減さが中国らしい。)。
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南京~玄武湖
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南京~玄武湖~環洲
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下船すると玄武湖の中州である環洲へ向かって散策。先に「美食街」があるとのことで進むと環洲の先に露店が並んでいた。ここで焼き鳥と下左写真の冷麺を注文して夕食とした。さらにここからは梁洲へつながる橋がある。
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南京~玄武湖~環洲
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南京~玄武湖~梁洲
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南京~玄武湖
この公園は20時閉園とのことなのでぼちぼち歩いて玄武門へ。湖畔では光る凧(风筝)を揚げている人たちがいた。
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南京~地下鉄(地鉄)迈皋桥駅
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金旅假日賓館
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金旅假日賓館
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その後,玄武門駅から地下鉄1号線に乗りその終点の迈皋桥駅で下車。そこから徒歩でホテルへ。
ホテルは紅山美食街の裏にある。210元と非常に安いが,まあまあのホテルでシャワー室とトイレがガラス張りではない。
本日はとても気分がわるかったが近所で買った白酒「二锅头」の力も借りぐっすりと就寝。
尖閣列島のような無人島のおかげで日中関係は最悪。特にマスコミが中国全国民に反日感情を強く植え付けている。
日本人はこのような問題があってもけっして中国人にはいじわるをしない,と友達に話したら,友達がアルバイトをしていた岡山県水島で中国人であることを理由に相当いじめられたとのこと。
残念ながら日本にも「国際感覚の無い人々」や「外国人を食い物にしている人々」がいるようだ。いかなるときも外国人を差別するようなことはしてはならないと思う。
それが結果としていずれ撥ね返ってくる。
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