三亜
友達が朝食の迎えに来てくれた。
エレベータでマンションを降りるとマンションの下の集会所では住民が集まって麻雀をしている。
食堂は昨夜の管理棟にある。今朝は徒歩でマンションの敷地を横切る。その敷地にはプールもある。
友達によると三亜は一週間滞在しても回りきれないほど観光地があるとのこと。
私の考え方は、一週間たっても回りきれないほどの観光地を後から作ったのであろう。
|
三亜市
|
三亚蘭海度假酒店公寓美麗新海岸店
三亚蘭海度假酒店公寓美麗新海岸店のマンション群(上写真)。
|
三亚蘭海度假酒店公寓美麗新海岸店の朝食
桂林から上の写真のような粥と「うどん」とゆで卵の朝食が続く。
食事が終わったらマンションの各自の部屋に戻り荷物を持ってまた管理棟へ。
管理棟でチェックアウトし荷物を預けていざ出発。
但し今日はどこを観光するか決まってなかったので、とりあえず私が日本からもってきた観光ガイドに
亜龍湾国家旅遊度假区の写真があったのでそこへ向かうことにする。
マンションのサイトの出口までは昨晩の電動車で送ってもらった。敷地を出ると直ぐに海に面した三亜湾路に出る。
ここに「新海岸小区」バス停があり頻繁に24系、25系のバスが来る。両系統とも亜龍湾と天涯海角公園の間を運行している。
市街から亜龍湾までは6元。
参考までにホテルのロビーで紹介されていた三亜の日帰りツアーは下記のようなものがある。
南山 180元、南山天涯海角 280元、蜈支洲島 200元、蜈支洲島+南田温泉 368元、
呀諾達熱帯雨林130元、そして当日行った亜龍湾森林公園150元、南田温泉180元、大東海潜水300元。
確かに一週間滞在するのであれば毎日このような日帰りツアーに参加して遊ぶのであろう。
各観光地の位置は上の地図を参考。全ての観光地が中心街から30km以内にあるようだ。
|
凤凰島
我々は24系のバスで亜龍湾へ向かう。途中三亜湾路から凤凰島の高層ビル群を望むことができる。
この島へは三亜湾大橋で渡ることができるらしい。参考までに26系統のバスが凤凰島と天涯海角景区の間で運行されている。
このビル群が三亜のシンボルであり夜は美しいイルミネーションが施されるとのこと。
我々は直接亜龍湾に向かうものと思いきや、友達がバスの車掌さんとなんらかの話をし亜龍湾の近くの「亜龍湾森林公園」へ立ち寄ることになった。
どうして海を見に来たのに山に行くのかとの疑問もあったが友達がいろいろアレンジしてくれてるので前回三江での口論を
繰り返さないためにも友達に従い森林公園のバス停で下車。
|
亜龍湾森林公園
すぐに無料のマイクロバスがバス停まで向かえにきて森林公園の入口へ送ってくれる。確か入場料150元位だったか。
園内に入ると巡回バスがあり、園内の景点を回る。
最初の景点の蘭園では蛇使いのパフォーマンスがあった。ここで友達とはぐれてしまった。
つい最近よく友達とはぐれるようになった。先に下山しようかとも思ったが電話で連絡を取り合いなんとか落ち合うことができた。
途中吊橋などの景点があったが、我々は三亜に一日しかいなので早く一番高い地点に行ってから海に行こうと提案する。その最高点がここ。
|
亜龍湾森林公園龍塘峰
ここから亜龍湾を見下ろしたもの。右の半島の向こう側が大東海である。
|
亜龍湾森林公園
園内で椰子の実のジュースを飲む(7元=100円位)。よく冷えていて美味しかった。ここで友達がマンゴを買う。
|
亜龍湾
その後園内の巡回バスでマンゴを食べながら公園入口まで戻り、タクシーで亜龍湾へ。亜龍湾は美しい海岸線が7.5kmも続く。
|
亜龍湾
ここで昼食を取ることにした。このように海の幸たっぷり。この他にお米を固めてタレをかけて焼いたものを注文した(日本でいう五平餅か)。
なおトイレは売店で2元の切符を事前に買わないといけない。
|
亜龍湾
食後靴を脱いで波打ち際を歩く。砂が細かくとても気持ちよい。友達は水着を持ってこなかったとのこと(もちろん私も持ってこなかったが)。
最近太りすぎて水着姿に自信がないからかな?
なおこの湾には海中を見れるアトラクションがあった。
|
亜龍湾
|
天涯海角行バス
友達がどうしても「天涯海角景区」に行きたいとのことで亜龍湾を立ち去り
バス停へ向かう。バス停留所には既に天涯海角景区行きのバスが停車していたので
乗り込む。車掌の女の子がとても花が好きで(ついでに運転手も好きだったのかな?)運転席の
周りを花で埋め尽くしている。途中花売りの車が通るとバスを停めて新たな花を買いに行き
運転席にもう一つ鉢植えが増える。私はとても微笑ましく感じながらそれを眺めていた。
|
天涯海角遊覧区
亜龍湾と天涯海角景区はバスの終点から終点で所要時間は丁度1時間半だった。到着したのが15時。
天涯海角という言葉は中国人には特別の感がある。つまり天の崖、海の角という意味なので世界で最も遠い場所という意味なのだ。
中国の歌曲にもよく出てくる4文字熟語だ(「大海啊故郷」「勇气」等)。
入場料60元(だったかな?)。これら三亜の観光地の入場料は原住民と観光客とでは倍近くの価格差がある。そして日本に帰ってチケットを整理したが
価格が記載されていない。
|
天涯海角遊覧区
園内には電動車が走っており運賃は15元だ。歩くのがとことんきらいな友達はこのような物があると必ず乗車する。
但し途中で椰子の落葉を除去する車に路を塞がれ降ろされることになったが。そして靴をぬいでこの海岸線を「世界の果て」に向かって歩いていく。
砂の感触がとても気持ちが良い。
|
天涯海角遊覧区
海岸線を歩いていくと、少しずつ大きな岩が増えてくる。その岩岩の先に世界の果てがある。
やっと着いた「天涯」(上の写真)。
多くの観光客がここで記念撮影。ただし岩には「天涯海角」とは書かれていない。海の角より天の崖の方が手前にあるのか?
つまり世界の果てはまだ遠いところにあるのか?
この「天涯」岩を右からぐるっと周ると、大きな岩につきあたりそこに「海角」と書いてある(右の写真)。
中国人でない私もこの岩を見たら何故か感動した。思えば遠くに来たものだ。
世界の果てまで行ったこともあり我々は大満足。これで心置きなく三亜を後にすることができる。
帰りも波打ち際を裸足でブラブラと歩く。
海岸線が切れたら木陰に売店があり、また椰子の実のジュース(ここではさらに安く5元=70円)を飲む。
|
天涯海角遊覧区
とにかく電餅車に乗りたがる友達に「入口は近いから」と説き伏せて徒歩で入口へ戻る。
途中愛情広場で記念撮影。この公園全体に植えられている椰子の木はどれもたわわな実が生っている。
公園の「出口」という方向に出ると延々と土産物店の中を通らされることになる。
|
天涯海角遊覧区
|
天涯海角遊覧区
|
土産物店街を長々と通り抜けてようやくバス停留所へ。
この時間は既に24・25系統の亜龍湾行のバスはなく26系統の「凤凰岛」行のバスしかない。
ホテルに戻って荷物を受け取ると、たまたまホテルに本日の宿泊客を乗せてきたタクシーを
拾い空港へ。昨日の件もあり今回は早々とチェックイン。
今回のフライトは三亚凤凰国際空港21:15発厦门高崎国際空港着23:10のMF8308だ。
早々とチェックインしたが、空港内部のレストランの価格は恐ろしく高い。
ただしバナナ等友達が持ち込んだ果物の皮でテーブルに山ができても店員は文句を言わない。
なお海南省には税優遇処置があり、中国本土の人でも免税価格で購入できる。
空港には(国内空港なのに)市内の免税店で購入した商品を受取るカウンターがある(左下の写真。)。
参考までに喫煙所は空港の一方の端の一階から屋外に出たところにある。
|
三亚凤凰空港の免税物品受取所
|
アモイ金后酒店
|
アモイ向のフライトは定刻を少し遅れて離陸した。
アモイ高崎国際空港に到着した時間が遅いこともありタクシーで今日の宿泊場所である中山路の金后酒店へ(タクシーで50元)。
近所にコンビニエンスストア(便利店)がなかったが友達が夜遅く街にでて白酒を買ってきてくれた。私はその間、自室で最後の洗濯。
金后酒店の宿泊料は一泊260元×2部屋=560元/日で朝食付きだ。
|