ホーム

龍勝梯田から三亜へ
早朝に雷鳴で目が覚める。外は大雨だ。 少なくとも今日早朝起きて梯田を巡るという選択肢を選ばなかったことは正解だった。 これまで何度も中国の旅行をしてきたが、今日ほど気をもんだのは初めて。 今日はこの平安梯田から山を下り桂林两江空港から海南省の山亜へ向かう旅程だ。 そもそもこの大雨の中、山を下れるのか?山道が閉鎖になり何日もここに閉じ込められるのではという心配。 山亜向フライトに間に合わなかったときを想定して直接最終観光地の厦门へのルートを少しずつ模索しはじめていた。


桂林龍勝梯田から山亜へ

雨は小康状態と豪雨を繰り返している。 ここはじっくりと成り行きに任すしかない。
8:30に1Fの食堂に下りて朝食。桂林でもそうだったがこのあたりでは朝食は極めて質素で、おかゆとゆで卵2個づつとザーサイだ。
ホテルの職員にバスは出るのか?と聞くとバスは平安村の駐車場始発なので問題ない、また運転手から連絡がないので問題ない、とのこと。
食事が終わって、バス乗場まで背負子を頼んでいた昨日の女の子を待ったが、いつまでたっても来ないし電話をしても応答がない(この雨でくじけたかな?)。 仕方がないのでホテルの隣の雑貨店のお婆さんに背負子をお願いすることにした。 元手なしの20元(約300円)の収入はこの部落では結構大きい現金収入なのかも。お婆さんは快く引き受けてくれた。
龍脊民族酒店から

龍脊民族酒店から

平安村駐車場

平安村駐車場

出発時間になると雨はもっと激しくなり山を下る路は川のように泥水が流れている。 事前に港南台のダイエーで購入したレインコートは、前のボタンがすぐに外れるため使い物にならない。 これは不良品だ。おかげで駐車場まで下山したときには靴も衣服もびしょぬれ。 せっかく先日黄果樹で購入したお菓子の箱もぐしょぐしょにぬれてとてもお土産として使える状態にない。 バスに乗り込むと、下方でがけ崩れが起こった等の緊迫した情報が入ってくる。
それでもなんとかバスは発車したが、山道はあちこちで崩れ、車道に沿った川には濁流が滔々と流れている。が 濁流に入って釣をしている人もいる。本当に危険。
雨の桂林市内

雨の桂林市内

なんとか桂林市内まで戻ってくることができた。平安村から桂林駅前までのバス料金は50元。 バス運転手が空港行バスはあそこから出ると教えてくれる。友達が「タクシーで行くから」いいよと 言おうとしたが私が遮った。桂林駅から空港行バスの始発点の售票处まではタクシーの基本料金(9元)で行ける(場所は前前ページを参照のこと。)。 バス料金は1人20元。6時から21時30分まで30分間隔で運行されている。我々は13時発のバスに乗る。
桂林两江空港

桂林两江空港

桂林空港に着いたのは13:30。所要時間は30分だ。 友達がこれから乗るフライトを確認している。だが友達の購入したフライト(CZ6591)三亜行が本日は存在しないことがわかった。 さらに友達が切符を購入した旅行会社からはMUに変更になったとの連絡があったのだがそのフライトも本日はない。 ここから友達は冷静に対応した。 航空会社のカウンターに行って交渉。 南方航空の係員によるとこのフライトは最近取消しになっており、連絡したくても連絡先がわからなかったとのこと。
機場賓館

機場賓館

せっかく山を下りてきたのにフライトがない? 結局三亜はまた次回かとあきらめかけたが、友達が粘り強く交渉した結果、まずは広州までいけば三亜行きのフライトがあるだろうとのこと。 但し広州も大雨で空港が閉鎖状態とのこと。 何がなんだかわからくなったが、ここはさすが中国最大手南方航空の取り計らいで、「ホテルを手配したのでそこで休息をとりながら待つように」とのこと。。
機場賓館

機場賓館

まもなく南航手配のホテル行マイクロバスが迎えに来た。ホテルは空港から近いのに騒音が殆ど無い。 利用者は我々しかいないよう。部屋に入ると、びしょぬれになった衣服を乾かしたりしながら過ごした。 まもなく友達が頼んでくれたカップラーメンが受付に届いたとの電話があり、友達の部屋で食事。その後自分の部屋へ戻って2時間位睡眠。

まもなく友達が来て別館で夕食とのこと。夕食も航空会社持ち。 食堂は、航空警察等の職員の方々が利用されているようであった。但し残念ながら味は今回の旅行で初めて今一だった。
まもなくバスが迎えに来て空港に戻る。戻るとチェックインカウンターであっちに行け、こっちに行けともめたが なんとか広州行のフライトと広州から三亜に行くフライトの切符を無償で入手できた。 ただし広州着の時間と広州から三亜へ離陸する時間が逆転している不思議なチケット。 広州に着いたらすでに三亜行のフライトはもういない? ということだがとりあえず荷物はスルーラゲッジとしてくれたので荷物だけは三亜に着くのかな?
広州行きのフライトに搭乗し再び広州白雲空港に着くと、走って三亜行フライトの登場口へ。三亜行フライトは待っていてくれた。。 さすが何事にも柔軟に対処する中国。我々を待っていてくれたのだ、と思ったらさらに遅れてフライトに 乗り込む乗客がいたので他にもトラブルがあったものと思われる。
これまで冷静な対応をしていた友達だったが三亜のホテルは既にキャンセルしたとのことであわてて再予約してもらう。 なお友達は、いつも窓側の席だと喜んでいたが、このフライトでは窓の無い窓側の席であった。
三亚蘭海度假酒店公寓美麗新海岸店近くのコンビニ

三亚蘭海度假酒店公寓美麗新海岸店の近くのコンビニ

三亚蘭海度假酒店公寓美麗新海岸店

三亚蘭海度假酒店公寓美麗新海岸店

いろいろあったが山亜凤凰空港になんとか到着。

空港から今日宿泊する三亚蘭海度假酒店公寓美麗新海岸店まではタクシーで21元。 ホテルに着いたのは夜12時前。 今日の宿泊場所はちょっとかわっていて、長期滞在用にマンションの空き部屋を貸してくれるというもの。 したがってこのマンションを購入して居住している人もいるようだ。

管理棟に行ってチェックインすると、該当マンションのエレベータと部屋のカードキーを渡され電動車でそのマンションに送ってくれる。 その途中白酒を買いに上の写真のコンビニに立ち寄ってもらった。

しかしマンションの部屋の前の照明が暗く、カードキーの差込口を見つけているときに大好きな白酒を落として割ってしまった(涙)。

マンションの部屋に入る。部屋はとても広く台所もある。将来素敵な彼女と再婚したらこのようなマンションに長期滞在するのも面白いかも。

なお料金は、予約時は一泊200元/部屋であったが、一回キャンセルしたため一泊300元位になってしまった。

今日はいろいろあって疲れたので、割れた瓶にほんのすこし残った白酒を飲んで睡眠。
広州へ 開平世界文化遺産 黄果樹瀑布&龍宮 貴陽市観光 桂林漓江陽朔遊覧船
三江・龍勝 龍勝から三亜へ 三亜 福建客家土楼 アモイ~帰国
前のページトップホーム次のページ