本日は、世界的に有名な三江伺族自治県にある程陽風雨橋と龍勝各族自治県にある龍勝梯子田の観光だ。
友達はこの2ケ所を巡る現地旅行を事前に探してくれたようだが、龍勝を含むツアーはあったが、三江は遠すぎて(桂林から165km)ツアーはなかったとのこと。
龍勝壮族自治県は桂林市だが、三江伺族自治県は桂林市でなく柳州市に属することも理由なのかもしれない。
したがって今日は友達が作ってくれたオリジナル旅程だ。 桂林と龍勝の間、龍勝と三江の間にはかなりの本数のバスがあることは事前にわかっていた。 但しバス駅の場所が事前にはわからなかった。 ホテルを出て客を降ろしていたタクシーをつかまえ、運転手に「三江行」バスがあるバス駅へ、と告げる。 このタクシーの運転手は知らなかったので、桂林駅前で他のタクシーに乗り換えるように言われた。 |
桂林・三江・龍勝地図 タクシーを乗り換えて着いたのが桂林駅の西南にある琴潭(チンタン)汽車客運駅(右上の写真。地図は前のページ参照)。 参考までに三江行の直通バスは少なくとも 桂C15831(桂林発7:10) 桂C13792(桂林発7:40) 桂C18853(桂林発9:35) 桂C11152(桂林発11:40) の4便があることはわかった。 |
琴潭汽車客運駅 我々は7:40発の大型バスに2番ゲートをくぐって乗車。桂林と三江間は40元。座席は先頭の1,2番。客は他に女性客一人だけ。こんなに客が少なくて儲かるのかと思ったらその心配は無用。 バスがバス駅を出るとすぐにバス駅の外で多くの客が乗ってきた。 つまりバス駅から乗車するとバス駅の利用料が取られるので、外で乗車した方が幾分安いようだ。但し自由席になるが。 なおこのバスには途中停留所が無く手を振ればどこからでも乗車でき、またどこでも下車できる。 中国のバスは便利だ(知っている人にとっては)。 |
三江汽車客運服務駅 途中、五通、龍勝、沙宜等を経由し三江に着いたのは11:10頃。桂林から所要時間3時間半だ。 参考までに逆方向の三江から桂林に向かうバス便は下記。57元のバス⇒8:20,9:30,14:00,15:00発 43元のバス⇒7:10,10:40,11:50,12:20,12:50,13:25,14:35,16:15発 ただし桂林のどこのバス駅に着くのか不明。 なおここから龍勝までは18kmで少なくとも7:00~17:50の間に20~30分毎に一便はある。料金は18元。 |
程陽への白タク 程陽は、このバス駅からさらに約20km北上したところにある。まずは寄存处に荷物を預ける。 ここからの交通手段で友達ともめた。 友達が最初はハイヤーで行くと言っていたのに、バスで行く、タクシーで行く等次々と交通手段を変えるので。 結局タクシーよりもこのような白タクの方が安いことがわかった。 片道60元、往復70元とのこと。往復の場合は1時間の観光時間を含むとのこと。 なおタクシー、白バイクタクシー、白タクはバス駅出口に沢山停車しているのでどの交通手段を利用しても100元もあれば往復してくれるのだろう。 |
程陽風雨橋~永済橋 ということで、バス駅から白タクに乗りとても観光地へ続くと思えない細い道を通って1時間弱で程陽に着く。 程陽橋景区の入場料は60元。 この景区には馬鞍塞、平坦塞、平塞、岩塞、東塞、大塞、吉昌塞、平鋪塞の8つの村落があり、その中に5つの村落鼓楼がある。その村落の間を流れる川に5つの風雨橋がかかっている。 これが最も有名な景区入口にある永済橋だ。 内部には土産物がずらっと並べられて販売されている。 この橋を渡ると馬鞍侗塞に入る。 この村落には釘を使わず建てられた多くの古い建物がある。 |
|
程陽風雨橋~合龍橋 馬鞍侗塞の奥へ抜けていくと平塞との間に合龍橋がかかっている。 この橋も永済橋ほど華麗ではないが趣のある綺麗な橋である。 なお写真の中央の奥に映っている三角形の建物が鼓楼。だいたい各村落に一つあるようだ(地図上ではそれが無い村落もある。)。 |
|
程陽風雨橋 平塞集落へは合龍橋を渡って田畑のあぜ道を通り小学校の横を抜けていく。 さらに奥に進んでいくと初めてトイレがある。 なお先の東塞へは建物の隙間のような道を抜けていく。 この路がわかったのは西洋人観光客の一団がそこを抜けていったからだ。 この風雨橋は岩塞と大塞の間に架かるもの。 |
程陽風雨橋 東塞まで来ると観光時間があと20分しかないことに気づいてあわてて折り返す。 程陽を観光するのには1時間はちょっときびしいかも。 帰りに岩塞と馬鞍塞の間に架かる風雨橋の存在に気がつく。残りのもう一つの橋はさらにこの奥にあるようだ。 |
龍勝市街 程陽観光を1時間で切り上げ入口駐車場に待たせていた白タクで三江バスターミナル(三江汽車客運服務駅)へ戻る。 ここからどうやって梯田がある龍勝の平安村へ行くかについて、 友達がバスチケット販売員とやりとりをした結果、まずはバスで龍勝へ向かうこととした。 チケットは18元。約1時間で龍勝バスターミナル(上の写真)に到着する。 ここから平安村までは2時間に1便バスがあるようだが、ここは友達がタクシー運転手と交渉し100元で向かってもらうことにした。 実はこの判断は非常に正しかった。 |
平安村 龍勝から桂林に向かって13km戻った所に左手に向かって梯田方向への分岐がある。 その先に「龙脊景区旅客センター(中心)」の立派なビルがあり一旦タクシーを下りて80元/1人の門票を購入する。 中国では何でもかんでも金を取るな、と思いながらタクシーに再乗車して細い川を左手に山道を北上していく。途中金抗紅瑞梯田への分岐点があり、ここから左に曲がってかなり急な山を登っていくと平安村の入口に着く。 入口からホテルまでの路は(友達が現地の係官といくら交渉しても)車が入れない。 したがって入口からホテルまで約1km程歩かないといけない。 その路の入口にこのような土産物店が並んでいる。 |
平安村の背負子 人が乗る「かご」は100元、荷物だけ持ち上げてもらうのなら20元。 我々は地元の若い娘に頼んでスーツケース2つをホテルまで運んでもらった。 途中田畑の間を階段で上ることになるのでこの選択は正しかった。 彼女たちにとっても農閑期の貴重なアルバイトなのだろう。 |
平安村集落 田畑を抜けていくとこのような集落が現れる。我々が宿泊する民族酒店は集落の入口にあった。集落はかなり奥まで続くため上の方の建物だったら担ぎ子さん大変だっただろう。ホテルに着くと、背負子さんに明日荷物を下ろすのでホテルに来てねと約束したが。。。 |
平安壮族梯田 ホテルに着いたのが17時。今日梯田の観光をするか、明日の早朝にするのか考えどころだったが 日暮れが19時と想定するとまだ2時間ある。観光コースの所要時間をホテル職員に聞いたところ 2時間とのことだったので、今日観光することにした(この判断は正解であった)。 |
平安壮族梯田 観光点は「七星伴月観景点」と「九龍五虎観景点」の2ケ所だ。 村内は迷路のようになっており、住民の方々に路を聞きながら七星観景点に向かう。 その景点に着いた後(1ケ所見たからもういじゃない!と)渋る友達を説得して梯田の最上部を通る細道を通って九龍観景点へ。 |
平安壮族梯田 友達は九龍景点からまた七星景点を通って村落に戻るようホテル職員から薦められていたのだが(路に迷うので) 、既に日暮も近いので友達を説得して九龍景点から直接村落に下りる路を選択した。 まわりの西洋人観光客がその路を選択していたので。 私が決めた以上迷うわけにいかないが、方向感覚にはとても自信があるので 入組んだ上部村落をくぐりぬけ、七星景点への分岐まで戻ってきた。 その後は、一回通った路については友達の記憶力は良くホテルまで迷路をすいすいと戻っていく。 |
龍勝龍脊平安民族酒店 さて民族酒店に戻って食事だ。鳥の料理を頼むと今から鳥を殺すので30分かかるとのこと。 時間にも余裕があったこともあり30分待つことにした。 竹の筒で鳥やご飯を蒸した料理は香ばしくとても美味しかった。 (竹の筒に料理をつめて蒸して、竹を割って食べるもの。かぐや姫料理というところか。 この料理は意外と簡単にできそうなので日本でも真似をしてみていいかも。)。 |
龍勝龍脊平安民族酒店 |
ホテルの客はわれわれ2人だけのよう。となりのテーブルではホテルの職員5~6人が食事。 食事している職員に明朝龍勝行のバスは何時にあるか聞くと7時と9時とのこと。 食事は8時からとのことなので明日の朝食はいらない、と言うとここで耳寄りな話。 実は平安村から桂林駅まで直通バスが10時に出ているとのこと。 さっそくホテルの職員にバス会社(?)に問い合わせてもらい席に余裕があるのを確認した。 それで明朝は8時半に食事し9:30ホテル発とした。 なお左の写真のとおりこのホテルの部屋は綺麗に清掃されており非常に清潔だった。一泊200元×2部屋=400元。 |
広州へ | 開平世界文化遺産 | 黄果樹瀑布&龍宮 | 貴陽市観光 | 桂林漓江陽朔遊覧船 |
三江・龍勝 | 龍勝から三亜へ | 三亜 | 福建客家土楼 | アモイ~帰国 |