開平へ
ホテルに荷物を預け、徒歩にて流花バス駅に向かう。バス駅へは民航售票处の前を通って広州火車駅前の広大な広場を横切りその先の地下道をくぐって行く。
最近友達の事前調査の精度がよく、バス駅へは迷うことなく到達した。
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流花バス駅地図
広州流花バス(汽車)駅(右上の写真)は広州火車駅の正面で高速道路を隔てた上図の場所にある。
ここで切符を買うのだが、実際の乗場(市汽車駅)は、その奥から一旦外に出て高速道路に沿って西に進み、横断歩道橋を渡ったところにバス駅の分館のようなものがありその3Fだ。
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市バス駅流花駅区
開平までの運賃は61元。さらに1元追加で払うと事故障害保険20,000元(約300万)、事故障害医療保険2,000元(約30万)に加入できる。
逆に保険に加入していなければ事故が起こっても殆ど何も支払われないことは覚悟しないといけないのかも。
開平直通バスは、約40分に一便あるようだ。
所用時間は約2時間。
我々が乗車するバス(7:20発)までまだまだ時間があるので、流花汽車駅と道路を隔てたビルの麦当劳(マクドナルド)で朝食。
中国のマクドのハンバーガーは日本のとはかなり味が違う。
それは搾菜が入っていることによるのだろう。
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開平への地図
食事を終え流花汽車駅から、「市汽車駅」と書いた看板にしたがって、開平行バス乗場へ。
バスはバス駅を出発するとUターンして高速道路に入り、まもなく「沈海高速広州支線、広州環城高速」・「広平高速」に入り、珠江、北江、そして桂林の漓江も合流している西江等数々の河川を渡っていく。
途中、ある女性客を下ろすため高速道路外に出て停車し、Uターンしてまた高速道路に戻る。
それからバスは水口ICで高速道路を出て開平市内に入り、まもなく開平義祠バス駅に到着する。
到着時間は9:06だったので広州からの実質所要時間は1時間40分というところか。
帰りの切符を購入したあと、バス駅の外に出て今回もまたタクシーの運転手とハイヤー価格交渉。
これが大変。開平碉楼群の主要な観光地は5ケ所(錦江里、馬降花、赤坎、立園、自力村)であるが、これらをいくらで廻ってくれるか。
友達は事前にインターネットで調べて200元が相場と読んでいたが、いくら交渉しても400元でないとだめとのこと。
なら各観光地でタクシーを乗り継ぐと言ってまずは一番遠い「錦江里碉楼群」へ向かってもらった。
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錦江里椆楼群
開平碉楼は、19世紀中頃にアメリカやカナダに労働者として渡った華僑が排華政策によって帰国し、莫大な送金によって作り出された楼閣群であり西洋と中国との建築様式が入り混じったエキゾチックなものである(中国国際航空のHPの要約)。
ともあれ錦江里碉楼群に着いた。タクシーを乗り継ごうと思っていたらタクシー等待っていない。
結局、さっき提示された400元を了承せざる得なかった。
到着は10時。まだ時間が早いからか他の観光客はほとんどいなかった。
ここで開平碉楼通し券を購入させられる。一人180元。
これには今回行かなかった南楼を含む。
チケットを買ったらそれ以外に領収書をくれる。何に使うのかな?
写真の奥中央から右に向かって「昇嶺楼」、「錦江楼」、「瑞石楼」。
狭い路地を辿っていくとこれらの碉楼に着く。お金を払うと登ることもできる。
私は、なかなかエキゾチックでいいじゃないと思ったのだが、友達は何が良いのかわからないと言っていた。
したがって早々に次の観光地である馬降龍碉楼群へ価格交渉で敗北させられた先ほどのタクシーで向かう。
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馬降龍椆楼群
10:40頃到着。ここはかなり広く藪の中の小路を辿って碉楼群を巡っていく。薮蚊も多いので注意。
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赤坎古鎮
次にタクシーで「赤坎古鎮」に向かう。この建物は騎楼古街と言い土産物店街となっている。タクシーをちょっと下りて撮影。
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立園
さらに4番目の観光地の「立園」へ。ここが最も公園風に整備されており観光客も、子供たちも多かった。
さらに入口付近の建物では碉楼全体を紹介するビデオも放映されている。
ここもかなり広い。見所の建築群は一番奥に固まっている。
その向かって左側には池があり池に沿って外廊もある。
また近くの山肌に大きく樹木で「立園」と描かれている。
池に沿って散歩すると結局もとのところへ戻ってくる。
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立園福納千家
友達が時間にまだ余裕があるとのことで、アイスクリームを買ったりしてのんびり過ごした。
なお時間が合えばオウムのショーをやっているらしい。この公園に入ってきたとき足を鎖で止まり木につながれた多くのオウムがいた。
そして昼食はここで。中華料理はどこで食べても美味しいが、ここは公園内だったので少し高かったかも。
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自力村椆楼群
そしてタクシーで最後の自力村へ。典型的南部の農村とのことで15の楼閣がある。中国国内でもっとも外国人が
訪問する50ケ所の内のひとつとのこと。入口ではパラパラと雨も降ったが直ぐに止んだ。周りは全て田んぼ。
帰りに田んぼの中の路を通るとこのように自力村全体を撮影できるスポットがある。なおこの自力村の入口の村落も雕镂となっている。
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開平地図
さてこれらの碉楼群の位置関係は上の地図のとおり。
5ケ所の観光が終わった後開平義祠バス駅へ戻る。かなり早く戻ったのでバスを早い便(14:50)に変更。
途中高速道路が混んで広州に戻るのがかなり遅くなった。
またそのこともあり、途中のバス駅で下ろされ、他の長距離バスの客と一緒に市内バスに乗り換えさせられで広州駅前に到着。
なお、開平義祠バス駅からは広州流花駅行以外にも広州地下鉄駅行などもあり、バスを間違えないように。
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餐餐楽
夕食は民航售票处の向いの2Fの餐餐楽で。トイレはどこかと聞くと向かいの南航明珠ホテルに行けとのこと。
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広州白雲空港
食後、ホテルで荷物を受け取り、民航售票处からバスで広州白雲空港へ。貴陽に向かうフライト中国南方航空CZ6926(22:00発)
は約1時間遅れで離陸。結局貴陽龍洞堡空港に着いたのはAM1時を回っていた。ここから市内まではタクシーで50元(比較的近い)。
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貴陽雅迪尓酒店
ここで2泊するのでまずは洗濯。結局寝たのは既にAM3:30を回っていた。今日黄果樹観光に向かう観光バスが6:30に来るとのことで3時間しか睡眠時間がない。
なおこのホテルは中国の4星級で一泊440元×2部屋。VISAが使えた。
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